Jubilee

2019年10月26日（土）ブクロ

前座　小はだ　寿限無
伊織　釜泥
東京ガールズ
志ん陽　粗忽長屋
菊之丞　長短
玉の輔　マキシムド呑兵衛
ぺー
小満ん　目黒のサンマ
馬風　男の井戸端会議
　仲入り
　口上
美智・美登
さん生　替り目
市馬　普段の袴
権太楼　富士詣り
鏡味仙三郎社中
わさび　亀田鵬齋

この時聞いたジョーさんの「長短」、江戸ッコと関西人の対比キャラとゆーお初のバージョンでしたなー。へぇえそんなのもあるんだ。と思った。古今亭が東西バージョンなわけじゃないっすよね？古今亭の長短、聞いたことあったかなぁ…。忘れた…。古今亭…古今亭…（無いかも）。圧倒的に柳家で聞いてる気がする、「長短」。

披露目でもしっかり重箱の隅をつつくようなネタで落語をしてくれる小満ん師匠と会長、素晴らしい。（いや、サンマは正確には重箱の真ん中にデデンと鎮座ましましている級のネタな気がしますが。）
ゴンさんの「富士詣り」には正直「股なの!?」とガックリしましたけれど…。この後「演芸ずかん」でやっておられたから稽古だったのかもしれませぬ。おそるべし「演芸ずかん」。（このパターン時々あるヨ！あっ稽古だったんだね!?と思うヤツ。）

わさびの後ろ幕は、アレでしたね！それまで見てきた後ろ幕の常識を覆す後ろ幕でしたね！正確に覚えてないけど、イメージとしては早朝の海辺。「芝浜」が始まるのかと思った。あとで調べたらおじさんすごい人だったようで。あの後ろ幕はこの後出番ないのでしょうか。勿体ないなぁ！ブクロにずっとぶら下げておけばいいのに！（あまりにも場違いダロ！）
後ろ幕はどうでもよくて（どうでもよくもないですけど…おじさんの描く絵はホントに素晴らしき）、落語ですラクゴ。なんとゆーか、マクラが毎回違う人は落語が多少アレでも（私的には）許される気がいたします。マクラが毎回違うというのはすなわち、日常の出来事から笑いをとってくるということです。家から寄席までくる道すがらこんな事がありましたヨ〜、こんな人を見かけましたヨ〜、で笑いをとれる人が尊いのです。私的には。
で、そんな噺家さんの一人ですよね、わさびは！口上での馬風師匠の「わさび密着」に突っ込んで、噺の途中で思い出したよーに「菊之丞３３２人会」で笑わせる。（なんのこと？とゆー人は行った人に聞いてください！）噺自体も後にも先にもここでしか聞いたことないようなレアネタ、とゆー。

比べちゃ悪いですけど前回と比べると、おやおやこのコは大したコじゃないかこれから先が楽しみだヨ！な事になりますよねー…。気の毒なことにこの人たち、同期だというだけでこの後も同じ席に引っ張り出されて片っぽを「…比べちゃ悪いけどあーあ」と思わせる事態が続いていくんですわ。あーあ。
ホントにわさびはなんとゆーか、○○師匠のような、と例えることができない唯一無二のジャンルに立っている噺家のよーな気がします！贔屓とは違うけど、ブクロに出るときは今後も聞きたい。（それは贔屓なのでは…。）

★当エントリでだくだくと流れる感想はすべて（当然ですが）個人的なものです。誰かを傷つける意図はありません。笑いのツボは千差万別、みんな違ってみんないい的なアレです。この後もわさびは突っ走っていくだろうし小志んは進んでいるのかもわからないくらいのスローモーで精進して？いるのか？もわからない？し多分してないんでしょうが、やる気のあるヤツと無いヤツが混在しているのは別に落語界に限ったことではないし…。自分もどちらかというと毎日ただ生きてるだけの方なので、小志んのことをどうこう言う権利はホントは無いんですスミマセン。