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豚の血かぶって出直しなさい
おうちでも学校でも邪険にされイジメられる女子高生が、鏡の中のもう一人の自分に身体を乗っ取られて暴走する、過剰リベンジムービー。まずキャスティングが間違っている。金持ち家族と豪邸暮らし、スタイル良し、美人!「でも虐められてるの、不幸なコなの」と言われても白々しいだけですヨッ!宣伝文句で煽られたほどに残酷でも凄惨でもエロくもなく、もちろんホラーでもなく…。人の死に様があまりにも簡単すぎるし、ラストも「エッこれで終わり!?」とゆーブツ切り感。脚本家が途中で死んだかのような終わり方。
母親役のM.ソルヴィーノの目元の不自然な老け方が一番怖かったかな…。旦那が整形外科医だから色々施術してこんな感じなのヨ!とゆー、役柄に基づいた特殊メイクを施した上でのあの顔なら納得できますが。プロムでの出来事が転換点になるというのは「キャリー」へのオマージュなのか、そこまで考えていないのか…。(多分考えてないんだろうなぁ。知らんけど。)