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咳をしても霊に囲まれても独り

ソーホーで屋根裏を間借りして暮らすデザイナーの卵が、夢の中で60年代のロンドンにトリップし、歌手を夢見るブロンド娘のテリブルな生き様をなぞるうちに頭がおかしくなっていく話。
独りパニック系ホラーですね。過去の映像や霊(的なもの)がトマシンにしか見えないので、本当にオカルトな事が起きているのか、それともコイツの頭がおかしいだけなのか…と観客が判断を迫られる。最終的には彼女の観た過去は9割が真実だったわけですが。被害者は加害者で加害者もまた被害者だったとゆー真相が明らかになる場面で「いいぞ殺せ!片っ端から殺してしまえ!」と共感してしまうのは仕方ないにしても、T.スタンプは可哀想でしたなぁ…。ストーリー上で全然救済されないまま…。最後ハッピーエンドみたくなってますが、T.スタンプに起きたことに関してはトマシンはもっと責任を感じてもよいんではないかと思います!(同じクラスの子に対する傷害(殺人?)未遂もあったし!)
踊り狂うA.T.ジョイは一見の価値あり。ヤケッパチの哀しい場面ですが。

2022.05.29.21:02 | by 架路 |
| エイガ , ユーネク |

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