« 若いのに落語好き |
メイン
| お前は何者なのか »
エルヴィスウウウウウウウウ!
すみません、自分でも自覚がありますエントリのタイトルに「!」が多すぎ。しかしまぁ今回は黄色い声援と共にホントに「!!」を歳の数くらいつけたい気分です。
なんとゆーかこの日…7月8日の次の朝…目が覚めてもあの悪夢のような出来事はやっぱり悪夢ではなくそこにあり、モノを考えたくないので朝イチで映画を観に行こう!観たかった「エルヴィス」が軽く2時間超えなんで仕事帰りに観るのはしんどそうだし!と思って出かけていったら、時代背景的にはキング牧師とケネディ大統領がバタバタと凶弾に倒れて「この時のエルヴィスや米国民に今ほど共感できる観客が他にいるだろうか…!」と涙を流しつつ観る羽目になったのですが…。でーすーがー、個人的な感傷は置いといても、総体的にむっちゃいい映画でしたヨッ!A.バトラーが素敵すぎましたネ!媒体で見るエルヴィス御本人の外見にはあまり魅力を感じませんが(歌は別)、A.バトラーは輝いておりましたネ!
…まぁエルヴィスのコスプレをしていないバトラー君にもさほど魅力は感じないのですけどアハハ。(暴言←いや、もちろんカッコイイですけどね!そこら辺歩いてたら二度見すると思いますけどね!)
Read More... 私的にはトムハといえばトム・ハンクス!なのですが、彼がここまでえげつない悪役を演じたことがあっただろうか…!と言い切るほどにトムハの出演作を観ているわけではありません全然…。むしろ「なんかわかりやすく賞狙いの作品ばっか出てえげつないな!」と苦手意識がありまして。えげつないのはキャラじゃなくて中の人だった…。(←知らんけど。)大昔友人に誘われて「アポロ13」だの「フォレストウィテカー…じゃない、ガンプガンプ」を観て以来のトムハだったかと思うのですが(←てゆーかそんな作品名じゃないからねガンプ!)、あ、嘘でした、ユーネクで「ありえないほど近くてこっち来んなってほどうるさい」みたいな奴を観てました!(←それも似て非なるタイトルになってるからね!)
スミマセン、ボケ突っ込みばっかりで全然先に進まないのでトムハの話やめます!(諦め早ッ)
バトラー版エルヴィス、超絶カッコ良かったですなー。自分、本物のエルヴィスとはこの世に存在した時間が少しもかすっていないので、エルヴィス旋風の凄まじさとか全然わからないのですが、むしろ私が目にした映像って「フリンジのついたキラキラした太ったおじさん」の方が多いので(それかそのスタイルを模したたくさんの偽エルヴィスたち)、若い頃こんなにキャーキャー言われてたんだ?てゆーかホントにものすごいキャーキャー言われているヨ!?熱狂とゆーか発情してるよみんな大丈夫!?ゆー感じで観てたんですけど…。この頃ってまだTVも「見るだけ!」で録画機能なんて無かったし、その瞬間その瞬間がすべてで刹那的だったんだろうなぁ…。「だろうなぁ」て他人事のように言ってますけど、私も子どもの頃はまだTV「見るだけ!」でしたからね!途中からVHSが出てきて、セルビデオで「T2」を巻き戻して高速後ろ歩きのシュワに大笑いしていたような世代ですからね!生まれた時からネットに繋がってるようなコたちとは価値観が違いますプンプン!我々の若い頃は、大事な番組を録画するときはビデオデッキにかじりついてCMカットをしていました!!
昔話はどーでもよくて、「脚の無い鳥は飛び続けていないと死んでしまうんだ」とゆー言葉どおり、バトラーエルヴィスが燦燦と煌めきつつ破滅へ一直線に堕ちていく、その長い航跡を見ているような、切なくも美しい映画でございました…。でも途中がちょっと中だるみ感ありましたね。はよ歌わんかなー、もっと歌わんかなー、と思いながら座っている自分がいた…。全然関係ないけどやっぱ「鳥」じゃないといけないんですかね。あれを「マグロは泳ぎ続けていないと死んでしまうんだ」にしたら脚本家はクビになってしまうのでしょうね。美味しいのに。(いや、不味いとか美味しいとかではなく!)
この映画、予告見た時は「「USvsBH」の第2弾キター!」と思ったのですが(「カポネ」の後に「ランスキー」キター!みたく…)、ビリーホリデイの持つ壮絶悲壮感に比べると、こちらの方が(行き着くところはほぼほぼ同じなのに)エンタメ性に満ち満ちていた感がありますなぁ。黒人で女性というダブルで弱い立場のホリデイに比べると、白人で男性で且つエルヴィスとゆー下地の強味もあったのでしょうけど。
しかしなぜみんなクスリに手を出して破滅してしまうのか…。余るほどお金があってお金に群がる取り巻きに囲まれていると「手に入らないものは無いぜ!じゃあクスリでもやるか」みたいになっちまうのですかねぇ…。ファンの愛に中毒になって寂しさを埋めるためにクスリに走って死んだのサ、みたいな言い方は美しいっちゃ美しいですけど、結局はヤク中ですし。やっぱり人間はお金で買えないものがそれなりにあるくらいの方がシアワセになれるのかもしれないです…。日々の生活の中で小さなシアワセを見つけて生きていくくらいの方が…。別に貧乏人の負け惜しみとかではなくて…。
…また別の映画の話でアレなんですけど、「裸の銃を持つ男」シリーズをなぜかせっせと映画館に見に行っていた我々にはP.プレスリーといえばL.ニールセンの相方の人!です。そしてリサマリーは改めて見るとお父さんにソックリですね。女版エルヴィスですね。(当たり前。)
後日談:次の日も同じ回を観に行ってしまいました!あぁなんてこと。Tだって2日続けて観るなんて暴挙はしなかったのに…。しかしこの映画って観ててほんとにテンション上がるんですよね。「SING2」のラストでボノが歌った時に感じたあの高揚感が、バトラー君が歌うたびに降りてくるんデス!素晴らしい!昨日まで「SING2」だった22年の暫定1位はあっさりこれに交代デス。
思ったんですけど、宝塚の男役の原型はエルヴィスなんですかね。単にバトラー版エルヴィスが宝塚っぽいだけ?
あわわわ、そしてそしてファラミアがごっつおじさんになっていて「T1000かーい!」とツッコミたくなりました…!初回に観た時はホントに「あれッR.パトリックかな?いや、彼はもっとおじいちゃんだよな今。誰かな誰かな?」と思ったけどまさかD.ウェナムだったとは。ちなみに私はD.ウェナムとD.シューリスの区別が時々つかなくなります!(名前も同じだしややこしい…。)
Close...
2022.07.09.18:16 | by 架路 |
| エイガ |