Jubilee

2019年9月23日（月）三宅坂

前座　り助　子ほめ
市楽　お血脈
たこ蔵　唖の釣り
かが屋
佐ん吉　くっしゃみ講釈
圓太郎　化け物使い
　仲入り
坂本頼光　サザザさん（第6話）
馬るこ　幽チューバー山本カヨ

たこ蔵さんはお初だったのかな…。「唖の釣り」を聞きながら友人が「この噺は誰かで一度聞いたな！」と思っていたらしいのですが、それワーターシー！寄席トモの彼女とはよくご飯食べながら「こんな噺があるらしいがナマで聞いてみたいものだ」とか「こないだぼっち寄席した時にこんな噺を聞いた」等々、噺のあらすじを話して聞かせることが多いのですが、それが彼女の中では「落語聞いた体験」として残ってしまうらしく。（ただざっくりとすじを追っているだけなのに…カミシモきってないのに…）後日「お見立て」を聞いた時も「この噺はお初じゃないぞ！どの師匠で聞いたんだろう？」と考え続けていたらしい…ですが、それもワーターシー！なのでした。

かが屋さんはこの頃まだ知る人は知るけど知らない人は知らない状態だったのではないかと思う…。私らはまったく知らなかったので「なんか売れない芸人出てきた」くらいの感じで聞いておりましたが、会場全体が非常にホワッとした雰囲気だったのが印象深い…。客席全員身内!?かと思うほど暖かい雰囲気だったヨ!?なんだったのだアレは。かが屋さんのコントが醸し出す徳ですかね。うーむホントに不思議体験だったヨ。

上方の刺客（いや別に誰のことも刺してないけど）佐ん吉さんは、帰り際にモギリのところでお客様をお見送りしていたので吃驚しました。なんかずいぶんラフな格好の係員さんいるな…すごい笑顔でお見送りしてるけど…どこかで見た顔…うぇええぇえいッ!?アレ佐ん吉さんじゃね!?さっき高座でくしゃみしてた人じゃね!?…とな。洋服だから気づくまで時間かかったよ！もっと早く気づいたら…、まあ気づいたところで別に何もしなかったかな。「良かったです！」とか「面白かったです！」とか「握手してください！」とか「くしゃみしてください！」とか言われたら嬉しいんですかね〜芸人さんはね〜。私は拍手で伝える派デス！
みっちりとしっかりと面白かったですけど「くっしゃみ講釈」、マクラの「時間が余ったから大手町で銭湯に行ったら時間が無くなってココまで走ってきて結局汗だく」とゆー件の方が未だにしっかり覚えております。

そしてこの日の実質トリ（になってしまった）頼光さん。以前やっぱり国立で見たときはフツーに「ジャックと豆の木」で活弁してらしたので、まあ今日も活弁なんだろう。と思いきや、なんか変なの始まった！何コレッ！とゆー…いやなんかもう感想なんて出てこないですよ、スゴイもの見せられた衝撃と襲いかかる笑撃でずっと顔引き攣ってましたヨ！いつかブクロでも見たいなぁ「サザザさん」。
馬るこシショーも言ってましたけどよく最高裁の隣でやりましたねコレを。帰りがけに演芸場の外でご本人お見かけしましたが、「うわッ片桐仁だ！…いや違う、頼光さんか」と即座に認識できた自分エライ！佐ん吉さんに引き続き私服の芸人がウロウロしている日だな…と思いました。

肝心の馬るこシショーのことをあんまり覚えておりません、それなりに笑った気はするけどいかんせん「サザザさん」のインパクトが強すぎました…。馬るこシショーごめんなさい。

★当エントリでだくだくと流れる感想はすべて（当然ですが）個人的なものです。誰かを傷つける意図はありません。笑いのツボは千差万別、みんな違ってみんないい的なアレです。いや、でもアレの後にたとえ白酒さんを持ってきても天どんの古典を持ってきてもエロ坊主のエロ噺を持ってきても圓丈師匠にキャラメルを箱で投げつけられてもそしてその箱の中にマイクロチップで3億円入っていたとしても、やっぱり勝てなかっただろうと思うのですわ。アレには。頼光さん、オッソロシイ人…!!（←白目で）