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メカウマチャレンジ!
圓太郎師匠の「化け物使い」チャレンジがようやく収束してきたかな…?と思ったら、知らぬ間に始まっていたのが「妾馬」チャレンジでした…。雲助一門の「妾馬」を総なめで聞かされ(しかし白酒さんだけ未だに聞けていない!いや、聞かなくてもいいけど!でもどうせここまで来たなら聞きたい気もする!そうしたらコンプリートなのに…)、やれやれやっと終わったか。と思ったら今度は柳家で「妾馬」チャレンジ第2シーズン突入、とゆー…。
邪推するにコレ絶対キメツのせいなんですよ!この頃バックグラウンドで大流行だったキメツの!(バックグラウンドって。←要するに自分は興味が無かったとです。)
トリの師匠「近頃ちまたで流行りのキメツってのは、ありゃなんだい?」
前座「妹思いのお兄ちゃんの話っすヨ!」
トリの師匠「なるほど、妾馬か」
↑この流れですッヨォオオオオオオオオオ!何してくれとるんじゃ前座!(知らんけど!)
Read More... 2019年9月14日(土)ブクロイツヅケ
昼の部
前座 まめ菊 手紙無筆
こはく 金明竹
志ん陽 壺算
マギー隆司
白酒 権助魚
左橋 粗忽の釘
ジキジキ
ひな太郎 三方一両損
菊春 目黒のサンマ
鏡味仙三郎社中
伯楽 宮戸川
仲入り
三木助 お化け遊園地
一朝 芝居の喧嘩
ぺぺ桜井
雲助 妾馬
夜の部
前座 扇ぽう 狸の札
文菊 強情灸
アサダ先生
小ゑん 鉄千早
神田茜 今佐の恋の物語
笑組
百栄 誘拐家族
小満ん 悋気の火の玉
仲入り
駒治 マナー車掌
さん助 熊の皮
勝丸
天どん 食い違い
この辺から徐々に「あら?こはくってなんかフツーじゃない?」と思い始める。二ツ目になった当初は面白いと思って聞いてたのだが…。与太郎でも定吉でもどこか陰々滅々として小賢しい感じのする個性はどこに行ってしまったのでショウ。(厭な個性だな!)
白酒さんて田舎者うまいよなぁ。何かの記事でご本人も「田舎者の泥臭さがリアルだと国宝に褒められたこともあるんだゼ!(もしくは単に貶されたのか…)」ゆーてたのを読んだ気がしますが、アレですかね、ニンに合っているとゆーやつですかね。エロ坊主あたりが権助をやってもしっくりこないけど、白酒さんだとドハマリ。以前「馬の田楽」聞いた時も、白酒さんが「んま!んま!」言ってるだけで大爆笑だった。アハハ。
雲助一門はホントに個性爆発レンジャーですね!白酒さんが権助、馬石さんが粗忽者、龍玉さんが大工さん(それは見た目だ!)もとい人殺し。で雲助師匠が泥棒の親分と。(いや、それも見た目だ。)
そういえばこの時、菊春さんのマクラと雲助師匠のマクラが「殿様あるある」で見事にカブってしまっていて「同じ類の噺しちゃいけないってこれのことか…!!」と実感しました。雲助師匠が殿の鯛をひっくり返したときの客席の微妙な空気…。「今日の客の反応はなんだこりゃ」と思っただろうなぁ師匠。
それはさておき「妾馬」でしたが、ハナクソの「妾馬」と比べるとやっぱ師匠上手い。上手いとゆーか、酔っ払っても八五郎が何を言ってるかちゃんと聞き取れたという一点に尽きますが。ハナクソの八五郎は聞き取れなかったからなぁ…。酔っ払いすぎなんだよアンタ!
この日はそのまま夜の部突入だったのですね…元気だった私達。(遠い目)
エロ坊主の「強情灸」は一度生で聞きたかったのでちょっと嬉しかったすね。腕にモグサを山盛りにして「どうヨ」ゆーときのドヤ顔が。浅間山…。
あぁあとこの時の茜さんのこの噺!なんだか妙に心に残りましたヨ…。今でも残ってますヨ…。噺的には何のカタルシスもなくて肩すかし喰ったような感じの終わり方なんだけど(失礼?さりげなく失礼?)、そこが逆にリアルとゆーか。自分自身の記憶に変にピッタリ重なって「そういうことあるよね〜」と激しく肯いてしまう。そんな噺でした。もう一度聞いたら全然違うのかもですが…。なんだろうこの切ない感じ。
百栄さんの「誘拐家族」サイコー!「先ほどの美濃部ですけど」って。仕事の電話か!まぁ仕事っちゃ仕事だけど!
どんのトリは以前トリじゃないとこで既出の「食い違い」でした。短い出番の噺をトリでされると「残念!」と思わずにいられない。残念!
★当エントリでだくだくと流れる感想はすべて(当然ですが)個人的なものです。誰かを傷つける意図はありません。笑いのツボは千差万別、みんな違ってみんないい的なアレです。メカウマけっこう、個性埋没けっこう、残念けっこう!私が笑わなくても誰かが笑うのです。
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2019.09.14.22:07 | by 架路 |
| ラクゴ |