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手水廻し第2弾
芸協の芝居ってあんまり行ってないですけど。友人と一緒に毎週末ブクロに通っていたこの頃はまだ行ってたほうだと思うのですが、コロナでボッチ寄席ばかりになってからは芸協の番組はほぼほぼスルー。なぜかというと、経験則として行ってもあんまり面白くないであろうと思われるから…。(ミモフタモナイ!)
しっかし、この時の茶光さんの「手水廻し」は後にも先にも、こんなに落語で笑ったことがあるだろうか!っつーほど笑いましたな。芸協の中では間違いなく一番の思い出デス。
Read More... 2019年9月7日(土)ブクロ
前座 かけ橋 のめる
遊子 鴻池の犬
京丸・京平
茶光 手水廻し
遊吉 安兵衛狐
東京ボーイズ
小南 いかけ屋
雷蔵 天災
仲入り
きょうこ
圓馬 高砂や
楽輔 ちりとてちん
正二郎
遊三 子別れ
かけ橋さん、前座なのにやたら上手いし場慣れしてる感がある…。しかも「のめる」って。前座噺ですらないぞコレ!と思ったらこの人、色々あってラッキョの二ツ目から移ってきた人なのですね…。
芸協は複雑な経歴を持つ前座さんが多いですなぁ。そーゆー人達を黙って(なのか知らんけど、あくまでもイメージ。)受け入れる懐の深さがあるような無いような、単に気にしてないだけのようなこだわらないような、贅沢言ってたらラッキョに負けちゃうから来る者拒まずなのか何だか知りませんが、まぁ鷹揚な組織ですね!そゆとこが芸協の良いところであり、良くないところでもある…かもしれない…。でもそれが芸協の大事な個性のような気もする…。
お初噺「鴻池の犬」のサゲが、ワタクシすぐには理解できませんでした!
「向こうの池」→礼→退出。えっ、今のでサゲ?何が?どこが?と、しばらく頭の上に「???」が灯ったままパチパチと拍手をして、寄席を出てから友人に「あの噺のサゲって何だったのムコウノイケって、をを!むコウノイケ!なるほど!」と、自分で口に出してみて初めて気がつくテイタラク。まぁいいや。(いいのか。)
京丸さんこのあと(ゆーても2021年)亡くなりましたな。予備知識なしに遭遇したので「いったい何が始まったの?」て感じだった…。芸協は時々こーゆー「何が始まったの?」的な一席があるからオソロシイ。
で、「手水廻し」です。茶光さん二ツ目昇進の席でしたが。こないだ聞いたばっかりのレアな噺がまた来た!と吃驚しながら「こないだ無茶苦茶笑ったよ〜ハードル高いよ〜」と思って聞いていたのですが…。なんかもう途中からワケわからん感じで腹がよじれるほど笑いましたヨ!聞いたばっかりなのに無茶苦茶可笑しい!完敗ですッ!的な。(正確には負けたのは私らではありませんが…。)
茶光さんがベラベラ喋っている間にどこかで一瞬「この人笑いの取り方がこなれている!玄人だ!」と思ったのが印象深い。それを言ったら噺家は本来みな玄人のハズですがともかく。家に帰って調べたら、あぁアナタはヒカリゴケの人…。何度かTVで見たことある…。あのカニバリズムを連想させるコンビ名の人…(古ッ)。
やっぱ芸人さんてコナレ感がありますねどことなく。これを「落語で笑った」と言っていいのだろうか。
小南さんの「いかけ屋」、走る子どもの顔が印象深すぎた。一週間くらいあの顔を思い出してププッと愉快な気分になれましたヨ!
和妻のきょうこさんも面白かったなぁ、「卵〜!」。
そんなこんなでこの日はヒジョーに楽しいことが続いた芸協の日でした!いつもこうならいいのにネ!
★当エントリでだくだくと流れる感想はすべて(当然ですが)個人的なものです。どなたさまも傷つける意図はありません。笑いのツボは千差万別、みんな違ってみんないい的なアレです。オレ/私は芸協しか興味ないぜ!ラッキョなんてカレーのツマにしかならないぜ何様のつもりだぜ!という方もいていいんだぜ。です。ラッキョの芝居でも笑えない凪の日がちょくちょくあるし、芸協で大笑いできる日もたまにあるんです。ただ、ラッキョの方がいかんせん日数が多いのでアレなんです。
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2019.09.07.19:52 | by 架路 |
| ラクゴ |