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愛とは弱みでござる
「死霊館」って1作目がほどほどに怖く、2作目「エンフィールド事件」でちょろっと出てきたシスターが超ッこわく(そのくせスピンオフの「死霊館のシスター」自体は何じゃこりゃ!レベルのなんちゃってホラーに成りはてていたのが残念無念)、今回が3作目なのでまぁ楽しみにしていたのですがね!映画館のでっかいスクリーンで観る初「死霊館」シリーズだったし!怖かったらどうしよう!ドキドキしちゃう!と思っていたのですがね!
まぁなんとゆーか、総体的な感想としては「あぁこの人誰だっけ誰だっけ知ってる知ってるあっ思い出したジョン・ノーブルじゃ、ファラミアのお父さんじゃ!」…に尽きますね。(それはもはや映画の感想ではなーい…。)
ちなみにアナベルシリーズの方は1作目が「なんか途中からリアルな黒い悪魔キャラ出てきた!」ゆー意外性で大爆笑モノと化し、「誕生」がほどほどに正統派ホラー(でもやっぱり途中でなんか黒い人出てきた!)、「博物館」も頑張って正統派ホラー、でしたね。「博物館」に出てきたジャパニーズ鎧兜の人(「人」かなぁアレ…)は何がしたかったのかよくわからなかったけど。
ホラーはシリーズ化するとどうしても自己二番煎じに陥って観客に「これね、はいはい」と思わせてしまうのであまりシリーズ化しないほうがよい気がするのですがどうでショウ…。ホラーに安定感とかいらないと思うのですが…。
Read More... で、そんな二番煎じ感モロ出しで恐怖感ほぼゼロだった「悪魔のせいなら」ですが、印象に残った台詞はござりました!ヴェラおばさんが旦那(絶賛悪霊憑依中)に向かって言った(と思われる。正確にはどうでしたっけ忘れたスミマセン)「愛は強みヨッ!」デス!これ、聞いた(つーか字幕だから「読んだ」)時すごいツッコミたくなったのです「いやいやいやいや、違うダロ!」と。愛は弱みだよ、ヴェラさん!
なぜかとゆーと、↓コレ↓ですよ。
この作品の敵役だったP.パスカル。ほぼほぼ世界を征服できていたのに、息子への愛ゆえに正義の力に屈してしまい、あと一歩のところで世界征服を棒に振ってしまったP.パスカル。これを観た時に激しく思いました、愛さえなければこの人世界征服できたのに…orz。とな。(あんたどっちの味方なんだ)
この映画の感想、ホントにこれに尽きます。愛とは弱味である!なので「悪魔のせいなら」を観た時に「いやいやいや…」とツッコミたくなってしまったわけで。
つーか「1984」も、予告を観た時に「なんかすごい視覚効果の洋画が久々にッ!」と感動し、言うなればコロナ禍の洋画飢えのおかげでウッカリ観に行ってしまった作品デスよ!(ちなみにガルの1作目も同ユニバース系の作品もことごとく未見でしたこの段階で。)
いやぁ、不自然ですよねスーパーヒーローものって。車の中でフツーにおしゃれなジャケット着てる人が、車降りたら一瞬でなんかイタイ衣装に変わってるんですヨ!エッいつの間に着替えたの!?的な。その変な格好しないと戦えないの!?的な。アイアンマンとかバットマンのパワードスーツはまだいいんですよ。中身はフツーの人間だから、あれ装着しないと駄目よね。つー、ちゃんとした理由がありますから。しかし、中身が人間じゃない人たちは…。わざわざ変な格好しなくてもいいじゃない…。なんなのそれ…。と、すごいしらけてしまうのですが私だけでしょうか。みんなこれをフツーに受け入れてるんですかね。後日1作目を観た時も「いや、戦場でその格好って異常すぎるダロ!誰か突っ込めヨ!ガルに「フツーの服着よっか!」って言ってやれヨ!」と思いましたけど。
そんな感じで基本的にはイタタタタなアメコミ映画ですが、ガルが悲しそうだとものすごく涙を誘うのであまりケチョンケチョンには言えません(もう充分言ってるヨ!)。後日観た1作目も「1984」も、ガルが泣いていると私もすごく悲しくなります!なぜだろう!ガルが涙を流しながら「電車賃貸してほしい」て言ってきたらお金渡しちゃうよきっと。ぐすん。(それ詐欺だから!駅にときどきいるヤツだから!)
アメコミ映画のイタイ話はこの後も何度か私を襲ってきますがまた後日。P.パスカルに関しても言いたいことは色々あるけど機会があればまた後日書きます。
あうぅ、そして↑の「1984」のポスター、よく見るとたぶん一番最初?の公開日の日付ですかね。その後色々あって(って主にコロナ禍で)結局は2020年の年末公開で、21年の栄えあるお正月映画に抜擢しましたヨ!
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2021.10.22.17:06 | by 架路 |
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