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ベビー/ヒール
J.ステ勲(なんつー変換をするのでしょう私のPCは!)、もとい、ステイサムという人は、ワタクシにとってどちらかというと全然興味をそそられないアクション俳優の一人でございました。あの忌々しいサメ映画「MEG」を見るまでは…。「MEG」、いいですよね。サメ映画好きとしてはヒジョーに心躍りましたよね、実際全編を見るまでは。
なんとゆーか、近年よくある所謂チャイナマネーに汚染されたハリウッド映画を代表する一作、みたいな感じでヒジョーに嫌いなんですけど「MEG」。見ている間中ずっと「なんか不快だなコレ!」と金だらい持って来て欲しいようなムカムカ感を覚える映画、そんな映画に出ていたおかげでステイサムもそれまでの「興味ない」から「なんか厭な事を思い出させる」に格が下がり、映画館で「キャッシュトラック」の予告を見たときも「主演がこれなら、まぁ見ないな」と思ったのですが。ぐぁ。
何かの拍子に私は知ってしまった。あ、イーストウッドJr.出てるじゃん…。
全然関係ないですけど「ゴジラvsコング」における芹沢Jr.の役柄のせいで小栗旬も最近「顔を見るとなんか厭な事を思い出させる」俳優さんです。大河とかCMとか出ないでくれ!渡辺謙の息子がどうしてゴジラにあんな事する側にいるんだ!なーにーがーあったー!
Read More... まぁいつものことですが以下ネタバレします!
自分、A.ガルシアに全く気づきませんでした…orz。クレジットに名前を発見してかなりガボーンな感じになりました…。「エッ、出てた?どこに?あッもしかしてあの人?」的な。後ろか隣の席の人に手っ取り早く聞きたい!「A.ガルシアどこに出てましたか!?」と。(←邪魔)
「アンタッチャブル」で初めて名前を覚えて、「キャッシュトラック」でその存在に気づかないという、いやまぁ別にファンでも何でもないからいいっちゃいいんですけど、最近映画を見るたびに噛みしめる「私も歳喰ったけど君もだいぶ歳喰ったね!」をここでも実感しましたサー。うぅッこの感傷もういらない。
S.イーストウッド、悪い役でしたなー。(頭もキャラも…。)あのベビーフェイスであんなサイコなキャラをやられてもなぁ…。
ラストで殺気ダダ漏れの怒れるオヤジに向かって「要するに何なの!?」的な反応をしたのは予想外でしたが。いやそこは命乞いとかするとこだろ!あのとき殺したアイツの関係者か!とか気づくところだろ!もしかして最後までその事実に気づかなかったのかこの人は…?それともそもそも恐怖を感じる部分が麻痺しているのか…?
で、↑を見ていて思い出したのが「プラトーン」に出てきた(そして端役なのに非常に印象深かった)、戦争に来て暴力行為を楽しんでるヤバイ新兵。でした。
「アウトポスト」ではあんなに頑張ったのに、帰国したらこんな感じか君は!(いやいや別作品だから。)
退役軍人崩れ組のボスだったJ.ドノヴァンも久々に見たので、あーなんかこの人知ってる知ってる、えーとえーと、あッ思い出したスパイをクビになった人。あのドラマ見たことないけど。(無いんかい!)
いやぁすぐに思い出せて良かったです!思い出せないと目はスクリーンを見ながら頭は完全に巻き戻し&サーチ状態に入ってしまうから台詞が頭に入らない。(そこは切り替えようヨ!)
警備員仲間のJ.ハートネットも久々に見ましたが、彼は意外と若い頃から顔変わらないですね。最初は見るに耐えないヘタレキャラだったけど、最後は勇気を振り絞って頑張りましたね!ま、死んじゃいましたけど…。てゆーかこの映画だいたい台詞のあるキャラ全員死にましたけどネ!FBIとステイサム以外は!
そしてどんなにカッコヨク見せたところでステイサムもギャング側。最後は相撃ちで死んじゃっても全然良かったのに…。てゆーかFBIに撃たせても全然良かったのに…。FBIがおいしいところ全部持って行くんだゼ!的な結末でも受け入れられましたけどね自分!
「息子を殺されたオヤジの復讐譚」という点でニーソンおじさんの「スノー・ロワイヤル」と同じ構図(オヤジの立ち位置が一般市民側か犯罪者側か、という決定的な違いがあるものの)でしたが、言うまでも無くあっちのが好きかな…。
まぁアレです、「キャッシュトラック」の教訓は、
専門職(悪人同士の戦い)に素人がクビを突っ込んではいけない。死ぬから。
ゆーことでしょうか。流れ弾に当たって「何じゃこりゃ!」とならないようにしたいです。流れ弾でもニーソンおじさん級の通行人なら華麗に身をかわせる気もいたしますが。
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2021.10.16.16:27 | by 架路 |
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