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メタボリズム
「ダニエル」「リーサル・ストーム」「アウトポスト」をイッキ見!(いや、実際はちゃんと週単位で間隔を置いて見ましたが…。)そして思ったこと。映画界でも粛々と新陳代謝は進行しているのね!
「ダニエル」でシュワJr.を見て「うぎゃっ父ソックリ!」と思ったり(もう一人のコの方(同じく二世)は特に何も思わなかったけど…)、「アウトポスト」でイーストウッドJr.を見て「うぎゃっ父ソックリ!」と思ったり、同じく「アウトポスト」でメルギブJr.を見て「…こっちは爆死か」と思ったり。ですヨ!
いやぁ「リーサル・ストーム」酷かったですね!事前にネットで調べた時「評価低いな!」(59%…)と思ったけど、レビュー書いてる人たちは比較的好評価だったので、B級映画だと思って見ればいっか!と、開き直って見に行ったのですが…。その時頭に思い浮かべていたB級映画が「ピラニア」だったのが間違いでした。「ピラニア」めっさ面白いやーん!世間的にはB級映画のくくりだけど「ピラニア」めっさ面白いやーん!(※個人の感想です。)
Read More... 「ストーム」はアレ、平日昼間にテレ東でやるタイプのB級映画でしたよ。ホントに「テレビでいいや」ゆーヤツですよ。金出して映画館で見るもんじゃないっすよ!
M.ギブソンがなんかキタナイおじいちゃんになっていたのもショックだったし(いや、実際は別にそれほどショックでもないつーかむしろどーでもいい事ですが)、その雑な演技がまた、ねぇ…。死んだ場面でも瞼ぴくぴくさせてるから(あっネタバレだすいません)、「コイツまだ死んでねーな!後でみんながピンチの場面で颯爽と登場するつもりだな!」と思いきや、台本的にはそこでシッカリキッチリ死んでいたらしく、それ以降まったく登場せず…。
「だってさっき動いてたよ!死んでなかったよ!」と抗議してもやるかたなしです。モヤモヤするだけです…。それに比べて「アウトポスト」のオーリーの見事な死にっぷり(あっまたネタバレだ)。目を見開いているのに「死んだ!オーリー死んだ!」と、ご臨終の瞬間がわかる見事な死にっぷり!
…てゆーか、死ぬの早すぎだよオーリー!もっと最後の方まで頑張る役なんだと思ったら比較的早い段階で死んじゃったよ!?しかも戦闘で、とかじゃなく…事故…。どーなんだ、この役…。(いや別にこれもどーでもいいですが。てゆーか実話ベースなんでしょうがないんですが。合掌。)ゆーかー、オーリーも埃だらけのおじさんになっちゃっててショックでした。昔はキレイだったのに…あんな埃だらけの日焼けしたおっさんに…(やーくーがーらー!)。
そして見終わった後に気づきましたが、メルギブの息子が出ていたのですね「アウトポスト」。たぶんあの爆死した人だよね…?父ギブソンの演技力が「死んだあとも瞼ぴくぴく」レベルだから、「息子は確実に死んだことがわかる死に様にしよう」と製作サイドに思われたんだよね…?(いやいや、設定とかじゃなく実話実話。合掌。)
ていうかッ!出てくる人多すぎなんですよッ「アウトポスト」!実話ベースとはいえ、もう少し絞って!主要キャラ絞って!そしてイーストウッドJr.の役が誠実過ぎで勇敢過ぎでいいとこ持って行き過ぎ!2度目を見に行こうかちょっと悩んでますヨ!(…)
そして前回「ミッドウェイ」で「お米の国ムカツク!」となった身としては、アフガンの人はこれをどう見るのかが気になるところ。お米の国が作ってるからしょうがないんだけど、お米の国の独善的な上から目線的な「してやってるんだぜ!」ゆー空気が全編を支配していて、ちょっと「…」(言葉にならないモヤモヤ)。
モヤモヤは無視できませんが、「ダニエル」「ストーム」の後に久々にまともな映画みた満足感はありました、外のポスト。「ダニエル」の方はアハハ、イライジャ・ウッド(製作)はいつまでも滅びの裂け目に捕らわれてやがんな!という感想に尽きます。ホントは飛び込みたかったんだろフロド!的な。
アメリカ製ホラーはだいたい終盤でコワイモノの正体が判明してから腰砕けになりますよねー。悪魔的なもののビジュアルはそれほどに欧米ではオソロシイものなのでしょうか…。「正体不明でジワジワ怖い」ものだった時はこちらもビクビクしながら見ていられるのに、「悪魔でした!」「地獄の王でした!」(あ、ネタバレだ)てわかってからすごくハッキリした輪郭で悪霊が躍動し始めると、あぁ全然ダメ。ホント駄目。と思うのは私だけ?
それを言うなら、あちらから見たジャパニーズホラーは「なんでいつも白服の長髪女なんだよ」て感じなのかもしれないですけど。いや当たり前だろ、日本の幽霊っつったら応挙だろ!白い着物で長髪女だロ!と強気で主張してしまうのでやっぱ民族性?みたいなもん?なのかもしれないですね!その国で生きる人間の遺伝子に組み込まれた恐怖イメージなのかもですね!
そんなわけで(どんなわけだ)、私らが若かった頃に活躍していたハリウッドスターのお子様たちの時代になったのだなぁ…。映画の世界も新陳代謝だなぁ…。としみじみ感じた3作でした。いやしかしだがしかし、政治家じゃないんだから同じ血筋で新陳代謝しなくてもいいのにね。外からいくらでも人材発掘できるだろうよ。と思いますが、その手間(と金)も惜しいのでしょーかハリウッドは…。いや別にいいんですけどね面白ければどうだって…。
あの難解な「テネット」ですらリピートしなかったのに、「アウトポスト」でリピートを、するのだろうか自分…。「T」シリーズ以外でリピートってなんか屈辱。(いや別に…してもいいじゃん…。)
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2021.03.20.13:50 | by 架路 |
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