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忍び寄るコロナの中で
いちがち〜は…コロナの前から、だいたいボッチです。この時はそろそろコロナが始まりかけて、いやいやまだ大丈夫だろうよ、とゆー余裕のあるような無いような中で客席ははやソーシャルディスタンスの取れる番組でしたね!平日だから余計にゆったりだった。いつもこのくらいでいいのにマジで。
前年終わり頃に近隣の映画館の椅子が(昔と比べて)フカフカだとゆーことに気づき、キツイ・カタイ・誰かキタラ立ち上がらなきゃ行けないわで3K状態(強引な…特に3つめ)の演芸場の椅子と比べると、どうしても「フカフカ」に惹かれて映画に行く回数が増えてきたので、なんと令和2年の初落語は下席です。
もはや映画が観たいのかフカフカに座りたいだけなのかわかりません、人は何故映画に行くのか。そこにフカフカがあるからサ!
この回はイラッとすることと大爆笑が重なって、振り幅の大きい回でした。
Read More... 2020年1月27日(月)ブクロぼっち
前座 まんと 寿限無
志ん松 猫と金魚
志ん五 漫談(…)
菊志ん かつぎや
米粒写経(の居島さんだけ)
彦いち 長島の満月
圓太郎 野ざらし
仲入り
天どん 鉄道戦国絵巻
文蔵 道灌
橘之助
駒治 すももの思い出
1月の下席は毎年、どうせ客がろくに入らないだろうから冒険して若手にトリとらせてみようぜ!的なチャレンジ精神を感じますネ!
どうせ今日も「魚男」なんだロ!もう聞き飽きたのヨッ!飽き飽きなのヨッ!とヤサグレて迎えたSKN男が、まさかの漫談で引っ込みやがってホント、ビックリしましたヨ…。うえぇえええいッ、落語しなかったよコイツ!どうしちゃったの!?落語忘れたのかな?出来ないのかな?やる気がないのかな?…と、数年後の今なら穏やかにツッコミを入れられるところですが。いやー、ホントに衝撃でした。若手真打が落語をやらずに引っ込むなんて。
それに比べて菊志んはレアな噺をやってくれて素晴らしいな!
その後に出てきた米粒が、居島さんだけだったゆーのもビックリしましたね!「…相方が来てません(笑)」だそうで。笑組さんたちが以前「相方が寝坊して来なくて、しょーがないから僕だけで高座に立ったことが数回ありました!」ってネタにされてたけど…まさか(別のコンビだけど)自分がその場に遭遇するとは。
みんな揃いも揃って勤務態度が悪すぎる…。この回以来、米粒の居島さんじゃない方の印象がガックンガックン下がって二度と上がることが無かったのでした。居島さんだけで充分面白かったから、もうピンでいいんじゃないですかね。2人揃ってても大体笑いをとってるの居島さんだし。
そして彦いちさんは、途中でお客さんが入ってくると「米粒の相方が来たのかな!と思ってつい見ちゃいますね!」と素晴らしいイジリ。(酷いことが起きると次に出てきた芸人が盛り返すとゆー、なんとも乱高下な番組…。)
圓太郎師匠の「化け物使い」チャレンジも終了したようで、平和に「野ざらし」。で、仲入りを経ての、どんが素晴らしかったですなー。この日の大笑いはここでした!駒治作で「鉄道の固有名詞が鬼のように出てくる」ネタを、なんだかグダグダで「ソレ絶対正しい姿じゃないよネ!」とよくわかる適当な仕上がりにしつつも大爆笑を誘うとゆー(大爆笑は私だけかも…)。この人すごいな、他人のネタでも個性全開ジャーなんだな、と思い知らされた一席でした。この回で私の頭の中のどんのレベルが上がった。ベルばらの代わりにナウシカ歌っちゃうし…引っ込んだ後で袖から正しい路線名を叫んでくるし…。あぁ面白すぎる。
そんな感じなのでトリの「すもも」のことはあまり覚えてません!あれッ駒治なのに鉄道ネタじゃないんだね!とゆー意外性がありました。
★当エントリでだくだくと流れる感想はすべて(当然ですが)個人的なものです。誰かを傷つける意図はありません。笑いのツボは千差万別、みんな違ってみんないい的なアレです。架路には「寄席で漫談やる噺家は地獄に堕ちろ!」だけどアナタには「もう落語飽きた!漫談聞きたい!」だったかも。…いや、寄席に出て漫談で済ますってホント、初席で持ち時間ない大御所レベルの師匠だけでしょ。若手真打ちがやるかフツー。客ナメてんのかい。
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2020.01.27.20:04 | by 架路 |
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