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九州勢
寄席に通っていて実感するのは、九州勢強い(=面白い)!ゆーことです。白酒さんしかり、えーとえーと、その他しかり!(←思い出せなかったんかーい!)あっ、圓歌師匠しかり!(←いかにも後付け)
そんなわけで、竹丸師匠もお気に入り。ある朝ボケーッとえぬえちけーを見ていて、「なんか着物姿の人が映っている…竹丸師匠にソックリだけど真面目な顔してるからきっと別の人であろうナ」と思ったらそれは真面目な顔をした竹丸師匠だった(特攻隊のことを後世に伝えるために落語にしました、的なニュースというか報道でした)。ゆーよーな事もありましたが、その番組をみた段階ではまだ末廣の遠い高座で一度拝見しただけなのにちゃんと顔覚えてた!偉い自分ッ!そしてその後ブクロで聞いた時は弟子の漫談で終わってしまい、ヒジョーに残念無念口惜しや…でしたが。落語聞きたかった…。
ま、無念は置いといて、その漫談の中で「竹もんの「もん」はクマモンのもんですか?」「破門のモンだッ!」と罵られていた竹もんが、祝・二ツ目昇進の席でござんした。
Read More... 2019年3月9日(土)ブクロ
前座 伸び太 初天神
明楽 粗忽長屋
まねき猫
竹紋 平林
陽子 塚原卜伝
章司
小夢 時そば
寿輔 代書屋
仲入り
京太・ゆめ子
可龍 干物箱
雷蔵 大工調べ
正二郎
夢太朗 阿武松
伸び太第2弾…。このコに「ノビタ」と名付けた伸治師匠の先見の明が素晴らしい。初天神の団子の蜜二度漬けパターン、初めて聞いたので「うわッ」と思ったけどこのかなり後にラッキョでも誰かがやっていた。さん喬師匠かなぁ…忘れた…。
明楽さんの「粗忽長屋」。最終的に「刺されたんだよ」ゆーのがいつもウケる…。(ハッ、これはべらべら喋ったらいかんことですかね?ネタばれ的な?)
竹紋の「平林」面白かった。トッキッキ!しかしマクラがそれ以上の大笑いでした、実家のお祖母ちゃんのゴキブリ対決。周囲のお客さんたちはゴキブリのくだりはクスクス程度で冷静に聞いてましたが、私らの席だけ大爆笑。お祖母ちゃんブラボー!いつまでもお元気で竹紋にネタを提供してあげていただきたーい。
夢太朗師匠の「阿武松」、没頭して聞いてしまった…。お米もお金もあるところには余るほどあるんだよねー。(そんな感想!?)
幕が閉じたときに後ろの列のお客様が「うにゃうにゃうにゃっ」と何か言ってたのが印象に残っている(と言いながら具体的な単語一つも覚えてないけど、「やっぱり師匠は素晴らしいぜヒャッホウ」的なことを別の言葉で表現されてました)。へぇ〜そうなんだ、師匠スバラシーんだ。いや、そうだよね言われてみれば師匠スゴイよね確かに!よどみなく落語をやって人を笑わせるってそれだけでスゴイことだよね!なんかもうそれが当たり前みたいな顔で聞いてるけど、それってスゴイことなんだよね!師匠アリガトウ!面白かった!
つー謙虚な姿勢になりました。会長がいつか「演芸ずかん」で「寄席のワリでは食べていけないけど寄席は大事」みたいなこと言ってて、スワンもHPで「寄席は稼ぐところじゃない、芸を磨くところ」ゆーてましたけど、まぁ確かにこの代金でこの人数だもんね。と思いますわ。見てる方としては当たり外れもあるのでコスパ素晴らしい!とは(毎回は)思わないわけですが、大笑いしてみんなシアワセ!な気分で終わった日は本当にプライスレス!寄席にはお金で買えない価値がある!買えるものは○スターソースで!いや違った、カードで!
寄席が開いていて寄席に通えること自体がそもそも自分の身辺環境が充実しているとゆーことで、それこそシアワセで有り難いことなんだなあ…と、母の骨折騒動で少し身にしみました。今週末寄席に来て来週末も寄席に行って、なんて予定をたてられること自体がシアワセなことなのだと。この翌年はコロナ騒動で更に身にしみる羽目に。
毎回チョロっと顔をだす師匠の方々を見つけるのが目的で間違い探し的感覚で見ていた「落語心中」のドラマ、あの中で「戦争が終わってみんな腹一杯になったらまた寄席に来てくれるサ」ゆー台詞がありましたやん。あれを聞いた時も「そうか、毎週寄席に行けるって、世の中が平和で自分もお腹いっぱいで恵まれてるからなんだな!」と思ったんですけど。それを痛感するような事態を迎えるとは、まだこの時の我々は知るよしも無かったのであリンス!
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2019.03.09.21:32 | by 架路 |
| ラクゴ |