Jubilee

2019年2月2日（土）ブクロ

前座　小はだ　寿限無
正太郎　権助魚
三朝　代書屋
○山おさむ
玉の輔　宗論
歌武蔵　支度部屋外伝
Sトレート松っさん
正雀　鼓ケ滝
さん喬　時そば
ホームラン
種平　干物箱
　仲入り
たけ平　紀州
正朝　町内の若い衆
正楽
圓太郎　火焔太鼓

正太郎さんは初ブクロで「初天神」を聞いて面白かったな〜とゆー印象からのここが二度目ですが。その時も思ったけど「噺家さんてサゲを言って頭を下げたらあんなに愛想なくなるんだ！」を、再び思う。あー仕事終わった終わった！今日もバカな客ばっかだった！て感じで引っ込んでいきますよな、この人。客席に一切の未練が無い、つーか。比較しちゃ悪いけど、立ち上がってから笑顔で再度頭を下げる三語楼さんとかボンを見ると「ヲヲッ丁寧…！」と思ってしまう。

てゆーか前半、松っさんの前までそんな人たちばっかじゃないですか、この日！めんどくさそーに出てきてルーティン的なマクラと喋りでお茶を濁して引っ込んで行く…。（三朝さんは別にそこまでキライじゃないけど。アッ、嫌いって言っちゃった、「ニガテ」じゃないけど！）

ゆーか、嫌いといえば○山おさむですが。この人いったい何世紀前の芸で飯喰ってんだ。天皇を小馬鹿にした猿真似芸とかオスプレイをネタにした騒音芸とか、金とって高座でやるんじゃねえ、その辺の居酒屋でやってロ！と、ヒジョーにイラッとさせられる…。またよくブクロに代演で来るんですよねこの人…。

いかんいかん中途半端に毒吐いてしまった。（オゲェエエエエエッ）
気を取り直して、たけ平さんはいつもレアな噺を携えて愉快な落語を聞かせてくれる有り難い人ッ。贔屓贔屓！マクラもコロコロ変わるし、こーゆー人って寄席通いをする身にはホントに有り難いですわ。まッ、言うほど遭遇してないんでマクラも噺もかぶらないだけかもしれないですが…。（いやいやそんなこともないでショ。）
なんとゆーか、レアな噺をかけてくる＆客席にがんがん絡んでくる＆笑って！笑って！のアピールがスゴイ、の3点セットで「二ツ目さんかなッ？いや、とっくに真打ちだった！」つー初々しい印象もあリンスね。新入社員！フレッシュマン！的な。そしてそれがいい味を出している師匠。ずっとその初々しさを持ったまま年取っていただきたいッ！貪欲とゆーか前のめりとゆーか。受け身になったらそこでおしまいだよね、真打ちって。圓丈師匠なんて未だに前のめり。だから好きなんだな、あの師匠。

正朝さんの「町内の若い衆」は、悔しいけどホント面白い…。でもこの人、過去がね。（人生にセカンドチャンスなど無い！「MEGミルク」とか名前を変えても雪印は絶対買わない派！）

圓太郎師匠は「火焔太鼓」。トリでよくかかるこの噺…。師匠はどちらかとゆーと（私的に）「かんしゃく」のような亭主関白キャラなんで、おかみさんの尻に敷かれる系の噺はあまり合わないような…。気がしましたが、そういえばこの席のマクラで（この回じゃなく次の週末だったかもですが）初席のパンダでかけた「実録！早朝お茶汲み事件」をもうちょっと詳しく話されていて（師匠も「これ正月に上野でやったんですけどね」と言いつつ）、あれはフツーにおかみさんに圧倒される師匠の姿でしたネ！そして違和感なかったから別にいいのか、尻に敷かれても…。熱い湯呑みを掴んだ時の「木久扇師匠みたいな顔」、笑った…。アレはSZ本では見られなかった貴重な絵でした！

★当エントリでだくだくと流れる感想はすべて（当然ですが）個人的なものです。誰かを傷つける意図はありません。笑いのツボは千差万別、みんな違ってみんないい的なアレです。架路にはイマイチだったけど左よりのアナタには大絶賛ものだったかも！右も左も自由に意見が発信できる民主主義万歳！