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二ツ目という存在

二ツ目…このビミョーな存在。二ツ目昇進披露の席で前座修行から解放された若者達を死ぬほど見てきましたが、マクラ解禁ッ!だぜ!!とばかりに無駄口をたたきまくり(←おもしろけりゃ無駄口でも無駄じゃない口でも好きなだけたたいてもらって結構!)抑え込まれていた個性がゴボゴボとあふれ出す系の若者。と、前座時代からあまり変わらない、ひたすら落語だけを黙々と追究し続ける(んだかなんなんだか)、没個性の若者。に、極端に分かれる気がします。そしてだいたいそーゆーのは同じ一門な気もしますが…。自由すぎる一門と真面目すぎる一門、将来的にどちらが大成するのかは知らない…。(結局は個々人の問題ですかね!)

私らが寄席に出入りを始めたとき既に二ツ目中堅組だった人たちゆーのは、基本的には「レアな噺をしてくれる面白い人たち」。出番がほぼ一点集中なので「この人面白いワ!」と思ってもそれっきり二度と聞けず、という状態もあるのですが、二ツ目さんたちは基本的に信頼度高いです。落語の上手下手は構わぬ!若気の至りで面白いこと聞かせてくれればそれで良し!的な心構えなので。こっちが。

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2018.11.17.19:05 | by 架路 |
| ラクゴ |

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