Jubilee

高座の上にもゆとり世代っているんだ！ゆーことをひしひしと感じましたネ！
正楽師匠、楽一さん、二楽さんのあの精巧な技術が当たり前だと思っちゃいけないんだな、紙切り芸人もピンキリなんだな、と皆様のすごさが改めて身にしみた…。そのことに気づかせてくれてありがとうキノスケ。

2018年8月18日（土）ブクロ

前座　どっと鯉　たらちね
鯉斗　片棒
喜之輔
信楽　俺の夢
傳枝　反対俥
一矢
可龍　宮戸川
笑遊　火焔太鼓
　仲入り
陽・昇
鯉朝　街角のあの娘2
談幸　試し酒
東京ボーイズ
鯉昇　ちりとてちん

芸協の皆様に特徴的なのが、噺をかなり初期の段階でも平気でぶち切って「○○でございました！」と下がってゆくその中途半端さ！それをこの時実感した…。「片棒」と「火焔太鼓」、両方とも始まった段階で「この残り時間でこの噺、無理じゃね？」と思ったら案の定すごいところで「ございました」オチ。
噺に入りもせずに漫談だけでお茶を濁すラッキョの某師匠に比べたら、まだ落語やろうという姿勢を買うべきなのだろーか…いや、どっちもどっち…。稽古だったのかなッと思わずにいられない。まあいいけど…。

ここで二ツ目昇進の信楽くん。以前も何かで書いたけどツイッターで盛り上がりまくっていて面白かった。うぇえええぇええええい！真打ち昇進よりも二ツ目昇進の方が嬉しいってみんな言うけど、それを一番わかりやすく体現してましたな〜。「幕府」「幕府」と連呼するこの噺、出オチ噺ですな。二度目はたぶんもう笑えない。

可龍さんの着物の柄が小花模様のよーで、聞いてるうちにだんだん女の子に見えてきた。「宮戸川」だから余計に…。

鯉朝さんが好きである。この人のテンションが時々スワンに重なって見える。突然膝立ちになって「あたしペコちゃん！」と絶叫する師匠がほんっとに好きなんである！キャラ的に菊志んとダブるよーな。それでいて「あたしペコちゃん！」と絶叫するにも関わらず、菊志んに感じる変態っぽさを鯉朝さんからは微塵も感じないのが不思議だ…。まっ、自分ヒトを見る目ないんで、もしかしたら全然変態なのかもしれませんけど。変態でもいい、ペコちゃんでいてほしいッ！

鯉昇師匠、芸協で一番贔屓かもしれないくらい信頼度高い師匠です。マクラも噺も面白い〜。この師匠がトリの番組はまず間違いないかと。自分的。でもこの時のことはあんまり覚えてない（駄目じゃん！）。「ちりとてちん」は最初に聞いた小南さんが最強説…。
最初に聞いた噺家さんの演じ方が面白いと、後で他の噺家さんが同じ噺をやっても「なんかイマイチ…古今亭イマイチ…」ゆーことありますよね！左龍さんの「長短」しかり、三語楼さんの「居酒屋」しかり。もちろんその逆もあるんですけど。こないだつまんなかったけどこの噺ってこんなに面白くできるんだ〜！的な。
まぁこれも最終的には笑いのツボみんな違ってみんないい！ゆーことですよね！だからこんなにたくさんの噺家さんがご飯食べていけてるんだもんね！江戸では知らんがおらの村ではこれを「ダイバーシティ」ちゅーだよ！（圓太郎師匠の「化け物遣い」を聞き過ぎてこんな汎用性も身につけたよ！）

★当エントリでだくだくと流れる感想はすべて（当然ですが）個人的なものです。誰かを傷つける意図はありません。笑いのツボは千差万別、みんな違ってみんないい的なアレです。架路にはイマイチだったけどアナタには爆笑ものだったかも！多様性万歳！