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色々不満の多いホール
充実していたのは食環境だけ…。
もはや週末の寄席通いが常識になってきたところで、チケット取っちゃったから仕方なくいくホール落語の回です。この値段でこの人数しか出ないなんて、ボリすぎでしょ。と思うほどに金銭感覚も寄席基準。いや〜、この日いろいろと楽しくなかった…。
日頃遊びまくっていたCRD室町の上にこんなホールあったんだね!ゆー、ロケーション的には素晴らしいアレだったのですが。まず会場設営に時間がかかったらしく、開場時間過ぎてるのにいつまでも中に入れない!人で溢れかえる入り口付近。それに関してとくに改まったお詫びも詳しいご説明もなし。(おざなりなお詫びとおざなりなご説明はあったような気がするヨ!つまりは「進行はぐだぐだでもちゃんとした対応をしているな!素晴らしい!」とゆー記憶が残るほどの対応はしなかった、つーことですヨッ!)
Read More... やっと中に入れたッ!と思ったらウワッ広いぞなんだこれホールだぞ!(←当たり前)ひえぇ、高座が遠い!そしていつものことながら丁度話者が隠れる場所に頭山…。座高の高い人は自動的に一番端に座ってほしい…。
そいでもとにかく始まった!と思ったら、今度は謎のおじさんの面白くもないご挨拶をだらだらと聞かされる。いやいや、あなたの話を聞くためにお金払ってるんじゃないから。山手線の新駅の名前が芝浜だろうと高輪ゲートウェイだろうとどうでもいいから。いや、どーでもよくはないけど、高輪ゲートウェイはないだろうと思いましたけど私も!都民の9割は「ダサッ」と思ったに違いないよアレ!って、この段階ではまだ駅名発表されてなかったけど…!しかし「芝浜」も安直すぎでしょ、それならまだただの「高輪」でいいでしょ!もっと考えてひねり出した感じにしたいんなら、田町と品川の間だから「口」が一つ減ったゆーんで「くちべらし」とかで良かったんでね?昔話ちっくで良いんでね?昔昔このあたりで食うに困った貧乏な親子が赤子を埋めて…とか陰惨な言い伝えとか後付けでできそうな駅名でいいんでね?とんちとんち!(どこが!)
あー寄席行きたい!こんなところに居たくない、寄席行きたああぁぁあああぁああい!!!!うぇえぇええええええい!!!(←ちなみにこの「うぇえぇええええぇえい!!」は二ツ目にあがってうかれまくっていた頃の信楽くんがツイッターで連発していた雄叫び。後日談。(←このホールの時まだ二ツ目に昇進してないし!てゆーか出てもいないし!))
と、頭が爆発しそーになりつつの、ホール落語2nd!もちろん3rdは未だに来ない。
2018年6月16日(土)日本橋三井HL
山本益博 ごあいさつ
きいち 金明竹
一之輔 青菜
喬太郎 お菊の皿
仲入り
花緑 中村仲蔵
ここまでブクロの番組表にたびたび名前はありながら、いざ当日になると毎回代演で柳朝さんが来ていた「1之輔」ですよ。やっとここで聞けるヨ!と、白酒さんに引き続きハードルかなり高くしていた甲斐あって…。ハードル上げすぎました。ハードル越えられませんでした。落語はかなり面白かったですが、いかんせん頭山のおかげで音声しか聞こえず。その後ブクロでも何度か拝聴さしていただく機会はありましたが、なんだかな…。当たり外れが結構激しい人な気が。笑えるときはトコトン笑えるけど、笑えないときは噺が進むにつれどんどん冷めていく。ハズレの時に一番「うわぁ」とゆー感じなのが、周囲のファンの方はヒジョーに楽しそうでゲラゲラ笑っていること。皆様の熱と反比例してどんどん引いていく自分がいる!的な。むしろ代演で柳朝さんが来てくれる方が嬉しいなぁ。
キョンキョンの変態嗜好溢れる「お菊の皿」。日本橋にブクロ北口あたりの穢れた風が一瞬吹いた、ゆー感じ。個性個性ッ。
後日ブクロで誰かが「この噺は喬太郎師匠に稽古つけてもらって…」と同じような「お菊の皿」やりましたが、変態性がまだまだ負けていたような。(そんなもん負けたほうがいい…)お菊さんをいたぶる青山さん(のドSっぷりを再現してみせるご隠居)の嬉しそうな感じがね−。なんともねー。
欧州公演の際の「英国心霊譚にオチは無いのかッ!」ゆーマクラもアハハでした。やっぱ日本人はサゲを必要とするのね!でも綺堂の怪談とか読んでるとこのパターン結構あるんだよね、「こんな怪奇現象があったけど原因は未だナゾ!」な終わり方。スカッとしないけど怖さは持続するような気がする。未解決の恐怖とゆーか…。
そしてボン!このホール落語で唯一満足できるものがあったとしたらそれはボン(まぁキョンもね!)。この人からはいつもお客と落語に対する誠意のようなものを感じる…気がする。顔はあんなに軽薄そうなのに(失礼ですヨ!←ホントだよ…スミマセン)。寄席でもホールでも、変わらないその姿勢がステキです!逆にブクロごときではもっと肩の力を抜いてくれてもいいのにな。ってくらいですヨ!
「伝統芸能は伝えていかなければいけないので、自分が教えてもらったことは弟子に継いでいってもらう。それが当たり前」的なことをマクラで仰ってました。仕事で新人さんの指導役を任せられるたび、内心「めんどくせー」と思いつつ、ボンの言葉を思い出して「私も仕事教えてもらったから、継承継承へレディタリィ」(←それホラー!)と自分にむち打ち頑張ってます!
いや、もうホント。あー、ホント。もっと寄席にも出てほしい。
★当エントリでだくだくと流れる感想はすべて(当然ですが)個人的なものです。誰かを傷つける意図はありません。笑いのツボは千差万別、みんな違ってみんないい的なアレです。1之輔ファンの恐ろしさはよくわかってます別に喧嘩売るつもりはありませんゴメンナサイッ!笑える時はホント笑えるんですこの人!でもそうじゃない時もあるよネ!とゆーだけの話。きっとワタクシの方の問題です、バイオリズム万歳!
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2018.06.16.20:03 | by 架路 |
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