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ボン!非凡!
友人が読んだ、落語を特集していた何かの雑誌で、誰かが「いろんな噺家を聞いて自分に合った人を見つけるべし!」と言っていたらしく。(具体的な情報が一つも出てこないな…)
じゃあとりあえずいろんな人を聞こう!と思いつつの毎週末寄席通いスタートです。
このしばらく後のキョントリまで、ブクロで開場前に並んだ記憶がほとんど無い…。
寄席で(寄席に限らず、どこでも)並んで待つのってホント、イヤ!ですよね〜。寄席通いをしているこの数年が、人生で一番行列に並んだ時期になるのだろうと思うくらい、普段は並ばない人間です。
国宝が出る、とかなら皆様が早くから並ぶ気持ちもわかりますけど、たいした番組でもないのに1時間以上前から待ってる人ってなんなんだろう…。家を出る時間を間違えたのか?それとも家に居場所がないのか?お茶でものんで待ってればいいのに、ホント不思議ですわ。まさかステマ?(まさかネ!)
Read More... 2018年5月13日(日)ブクロ演芸場
前座 まめ菊 たらちね
駒次 子供の文集
菊志ん あくび指南
一風・千風
柳朝 子ほめ
菊生 お菊の皿
ぺぺ桜井
百栄 弟子の強飯
花緑 頭山
楽一
さん喬 天狗裁き
仲入り
菊太楼 親子酒
春輔 権兵衛狸
ロケット団
志ん弥 船徳
…この回は我らの間では伝説の「あの時は眠かった」トリです。船徳って(聞くのが)なかなか難しい噺ではありませぬか?
そんなこたどーでもよく、柳朝師匠ですヨ!爆笑系じゃないけど推しの一人。最初の頃は「1之輔聞いてみたい!」と思ってブクロに行くたびに代演で柳朝師匠が来ていて「また代演か…」とガッカリしていたのですが。今ではダイスキ柳朝さん!箸休めとゆーか、この師匠が出てくるとなんだか場が和らぐ気がしますわー。そんな感じでデレッと油断して聞いていると、時々ドツボなパンチが飛んでくる恐ろしい人…。(ベルばらとかガラスの仮面的に、白目で言いたい「オソロシイヒト…!」)贔屓になってからは逆になかなか当たらないのがまた残念。番組に1之輔の名前があるとこ全部柳朝さん代演でいいのに。(暴言)
菊志んの「欠伸指南」、笑ッ!自虐ネタを交えつつ。縞の着物で。アハハ。
そしてボン!目白のボンこと花緑師匠が「頭山」。私でも知ってる初心者落語といえば「饅頭こわい」「時そば」「目黒のサンマ」「頭山」!の「頭山」!(…4つってなんかキリ悪いな、あと1つ出して5つにしたいなぁ…。なんか無いかなんか。メジャーな落語メジャーな落語…アッ「寿限無」!あースッキリ!)
…なんの話だっけ。あぁ、ボン!セシボン!「頭山」、メジャーなくせに季節性のせいか意外と寄席でかからないっすね。「犬の目」とかに負けず劣らずシュールな噺だけど、それを感じさせずに客席を沸かせながら走り抜けた感が…。サクランボをバキュームのように吸い込んでいく仕草が凄かった。
噺家の血統でほんとにすごいのはこの人だけですヨッ!…と、古今亭の誰かが言ってましたけど、激しく同意。(古今亭が言っちゃうとだいたい比較対象がわかっちゃうぞー。あーうー。)ボンはもっと寄席に出てくれたらいいのになぁ、人気者だからしゃーないけど。
「あくび指南」も「お菊の皿」も、この後さんざ聞かされる羽目になるとは、まだ知るよしもないのでありました。
★当エントリでだくだくと流れる感想はすべて(当然ですが)個人的なものです。誰かを傷つける意図はありません。笑いのツボは千差万別、みんな違ってみんないい的なアレです。架路には「ハゲ同!」だったけどアナタには「古今亭の二代目だって頑張ってるのよオ!キイイイ!」だったかも!多様性万歳!
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2018.05.13.21:23 | by 架路 |
| ラクゴ |