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雪の中の新旧家
ドイツにいた頃はかなり頻繁だったのだけど、最近ではもういつぶり以来?とゆーくらい久々に、雪の夢をみた。雪の夢をみる時は欝っぽいらしい。昔はともかく、今は別にそんなことはないと自分では思う。
雪が降っていて一面真っ白。庭に小高い人工的な山が出来て、その頂に新しい家が建っている。新しい家にももう入居できるけれど、私は古い家の方に入ろうとする。新しい家はまだ自分の所有ではないような気がしたし、どちらでもいいならいずれ壊される古い家に居ようと思って。けれど玄関で鍵を探しているとき母に見つかってしまい、一緒に新しい家に入ろうと言われる。
Read More... 断る理由はないどころか、むしろそちらに行くほうが「普通」だという自覚が自分にもあったので、母と一緒に雪の山をのぼる。山といっても正面には登り段ができているし、側面は断崖のように切りたっている。家はその断崖のすれすれに建っている。玄関がまた足を踏み外しそうな場所にある。少し身を乗り出して下を覗けば、垂直に下りていく崖が見える。下から見上げた時よりもずっと高い場所にいるのがわかる。これは、かなり危険なんではないだろうか。と、その時に初めて気が付く。
そんな玄関の横で、母は家の鍵を探しているけれど見つからないらしく、しまいにその場にしゃがみ込んで泣き出してしまった。今にも落ちそうでハラハラする。せめてこっちにおいで、と安全な方へ連れてくる。
泣いている母に、やっぱりこんな場所に家を建てるのはムリだったのだよ。
だから諦めよう。
こわくて暮らせないヨ、そもそも高所恐怖症でショ。
と、諭すのだか諫めるのだかわからないような口調で言って、諦めさせようとした。
新しい家の中を見たい。
そこで暮らしたい。
そんな気持ちもあったのに、いざ鍵が見つからなくて中に入れないとなると、そのことに安心している自分もいたりする。
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2008.12.16.20:06 | by 架路 |
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