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靴再び
シアワセさんが我が家のコタツに入っている。
顔を上げると突然そこにいる。けども下を向いて何か考え事をしている。私のことは無視状態。
それにしても同じコタツに向かい合って入っているのがイヤなので、私は立ち上がって部屋の中をうろうろしている。
気が付けばいつのまにやら天才さんも家にいて、やっぱり私のことを無視しつつ、二人で今後の予定をたてている。
Read More... シアワセさんの予定表を覗き込んでそれを我が家のカレンダーに書き写していると、天才さんが帰り支度を始めた。
お早いお帰りだわ、と思いつつ玄関で天才さんの靴を揃えてあげようとすると、私の靴がごちゃごちゃ散乱していてヒジョーに見苦しい。天才さんに見られる前に整理整頓しなければ!と思って片づけ始めるけれど、玄関は異様に暗いのでうまくはかどらない。
スリッパのままタタキに飛び降りて靴を並べていると、天才さんがもうそこまで来ていて、暗闇の中で靴を並べる姿を見られていた。あぁ、みっともねぇ。
居間では相変わらずシアワセさんが私を無視してコタツにあたっている。
この人には私が居ても居なくても同じなんだなぁ。
と、丸くなっているその背中を見て思うのだった。
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2005.12.12.16:12 | by 架路 |
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