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涙に理由無し

時間は夜、学校であったり病院であったり図書館であったりする建物の中に、十数人の仲間と一緒にいる。
暗闇の中に灯りを二つ三つともして、床に座るとスケッチブックを渡されて、アゲハチョウの羽の模様を描けと言われる。
私はふざけて落書きなんかをしているが、周囲の人を見るとみんな悩みながら真剣に描いている。あわてて私も蝶の羽を思い出そうとするけれど、うまく描けない。こんなことならば此処に来る前、図鑑でもなんでも見ておけば良かったと悔やむ。

突然部屋の中に、炎のように赤くゆらゆらと揺れる、人の形をしたものが現れる。
私の隣に座っている少女の死んだ恋人であるらしい。彼を殺した者に復讐をしに来たのだと、怯えながら少女は言った。
皆が一斉に逃げ出した。

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2005.08.02.22:41 | by 架路 |
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