Jubilee

そんなわけでまさかの圓歌さん襲名おかわり。です。
いや、私だってできることならブクロで楽しく柳朝さんを聞きたかったですヨ。漫才の代演になんちゃって色物を呼ばないでいただきたーい…。（なんちゃって色物ってなんなんだ）

2019年5月11日（土）三宅坂

前座　一猿　寿限無
志ん吉　出来心
鬼丸　長短夫婦
ストレート松っさん
歌奴　宮戸川
市馬　かぼちゃ屋
　仲入り
口上
アサダ先生
歌武蔵　稲川
橘之助
圓歌　龍馬伝

いやー、会長は常に落語！素晴らしいッ！しかもレアな噺！さすが会長ッ！（またそれか！←またそれですが、真面目な話ホント〜に有り難い。あくまで当方いろんな噺が聞きたい、落語が聞きたい！ので。）

志ん吉さんは駒治の真打ち昇進に引き続き、国立でしか見たことがない人。いつもほどほどに面白い落語だけど（なんたってあの“誰がやってもなんだかつまらない”、「出来心」をそれなりに聞かせてくれたからね！←と思っているけどマイネタ帳を見ると「出来心」って前座とツボらない二ツ目さんでしか聞いたことがないと判明。信頼度の高い真打ちがやったら笑える噺なのだろーか…。ナゾ…。）
ブクロだったらどんな風にはっちゃけるんですかね、志ん吉さん。それともこのキャラのまんまなのだろーか…。「このキャラ」と言うほど確立した何かがあるわけでもないんですけど。なんというか、志ん松さん・始ちゃんとのトリオで「古今亭二ツ目盤石キャラ！」を打ち出してきているよーな、いないよーな、うにゃうにゃな。まぁどーでもいいか。（いーんかい！）

この回の鬼丸さんには、ほんっ…と、イラッとしましたわ！マクラで奥様の話をしたとき、「うちの嫁はズボラで…」と言った辺りまではまだ「ズボラは困るよね」と鬼丸さんサイドで聞いてたんだけど、洗濯物を運んでいる奥さんの前に転がっていた埃の塊を拾う拾わないのクダリで「えッなんでそれ自分で拾わないワケ!?」と、一瞬で奥様サイドに立ち位置チェンジしていた自分がいた…。てゆーかあのマクラはホントに、今までの短い寄席人生で一番「あぁ!?(-_-ﾒ)」と思ったマクラでしたワ。ほんと、イラッとした。（今回のエントリ怒ってばっかりですやん！←ばっかりではない！ここまだ2度目。）

代演の松っさんは珍しく成功率低めで、腕立てをして自分にカツを入れておられました〜。まッ、たまには失敗したほうが「普段すごいことやってんのね！」ってわかっていいんじゃないですかネ！勝丸くんがいるときは勝丸くんがその役目を負ってくれてますけど。ジャグラーは松っさんだけだから自分でそこまでやらないとなぁ。（いや、そーゆー問題ではないのでは…。てゆーか勝丸くんてそんな役割だっけ!?）

歌武蔵さん、滑り出しから「また外伝か…」と目を閉じかけたらなんか落語始まった！珍しく落語始まった！
で、落語をやれば普通に面白いんだよなぁ、この師匠。なんで普段からやらないかな…。

歌奴さんの「宮戸川」は、半さんと花ちゃんの間に生まれた子が圓歌師匠、とゆーすごいサゲ。

かくの如し一門に囲まれた口上は、ブクロとはまた違った形でアットホームで微笑ましいものでした〜。圓歌師匠が隣の歌武蔵さんを扇子でひっぱたいたりもして。普段からちゃんと落語やりなさいッ！のツッコミ。（なわけはなし。ましかばまし。）
神様ッ落語の神様ッ、奇跡の空席をありがたうー!!空白の週末を作らずに済みました。めでたしめでたしッ！…しかし襲名興行に二度も来るなんて、圓歌師匠のファンみたいですね私たち。アハハ。

★当エントリでだくだくと流れる感想はすべて（当然ですが）個人的なものです。誰かを傷つける意図はありません。笑いのツボは千差万別、みんな違ってみんないい的なアレです。架路には「自分でやれば？」だったけどアナタには「激しく道灌！いや違う、同感！」だったかも！男女共同参画を謳いつつ男女間には決して乗り越えられない深い溝と高い壁がある！性差万歳！…てゆーか性差関係ないですよ、ゴミくらい自分で拾えよっつー話でしょコレ。