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花ん謝感激勧之助!
ヒザで松っさんが言ったこれ↑、名言至言!
初めて〜の、真打昇進!ゆーことで、前売りがあるのは知っていたけど、どれくらいの速さでチケットが売れるものなんだろう、当日券もあるらしいけどどのくらいお客さんが来るものなんだろう等々、いかんせん初めてのことなので全く見当がつかず。真夏のキョントリのよーに立ち見でギュウギュウに混雑するのは勘弁してほしいしそんなんなら行きたくないし…。ぴあでチケット買ったら、なんやかんやで手数料取られまくって目玉が飛び出るし…。
で、右往左往して結局「今回の真打昇進は無難に国立で聞こう!(一番安いし!)」とゆーことに一度は話がまとまったのですが。ぐぁ、じゃあブクロで真打昇進披露の週末はどこで過ごせばいいんだ!と焦って結局仕事帰りに前売りを(だいぶ押し迫った頃に…)ゲットして迎えた10月下席なんでありました。「花ん謝さんだから(師匠の)ボンが来るヨ!」ゆー不純な動機で。
Read More... しかし今思い出してもなんだかな〜ブクロらしいな〜と思うのが、演芸場に電話して「窓口でも前売り買えますか?まだ残ってますか?」と聞いたときのお姉さんの反応。いかにも鼻で笑った、ゆー感じのフヘッ!と一呼吸置いてからの、具体的な単語は忘れたけど「全然(残ってます!)」的な、吐き捨てるよーなあの一言。(←きっと別の単語だったけどニュアンスはそんな感じ。)あぁブクロらしい、あぁ素っ気ない、あぁ塩対応。SZ本だったら銀行みたいに慇懃な電話応対してくるんだろーなーきっとなー。知らんけど。
2018年10月21日(日)ブクロ
前座 市坊 一目上がり
一花 やかん
志ん五 ん廻し
美智・美登
おさん 猫と金魚
吉窓 ぐつぐつ
小菊
木久扇 漫談
馬風 男の井戸端会議
仲入り
披露口上
笑組
花緑 謎のビットコイン
正蔵 漫談
市馬 蝦蟇の油
ストレート松っさん
勧之助 寝床
一花ちゃんを私は勝手にボン一門だと思っておりました…。だって「花」付くし!二ツ目になった時にボンと他のお弟子さんたちと一緒にごはん食べてた写真をどっかで見たゆーのもあり。亭号なんて全然気にしてなかったので、この日の番組表を見て友人に「ボン一門なのに春風亭なんだね」と言われてもまだ「古今亭と金原亭みたいにそーゆーこともあるんじゃない?」と思っていましたが…。ムムッ?と気になって調べたらフツーに別の一門じゃん!師匠一朝師匠じゃん!
いやぁ、思い込みって怖いですねホント!何事も確認確認指さし確認!
魚男、古典やったらホントに(いや古典と限定しないでも「魚男」以外の新作でも!)面白いのにこの人。この後ほぼ「魚男」ばっかり聞かされて、挙げ句に漫談だけで終わったことも一度あり。もはや番組に名前がいたらちょっと出かけるのを考える噺家の一人ですな…。でも落語やったら確実に面白いハズだから、一応「また魚か…いや、もしかしたら落語やるかも…」とちょっと逡巡する。(そしてだいたい期待は裏切られる。てゆーか「魚男」はもはや落語ですらないんかい。)大御所の師匠達が落語やらずに漫談で終わるのは、なんかもうしょーがないな!この人たち今までに一生分の落語やっちゃったんだろうな!もう落語が飽和状態なんだろうな!とゆー諦めもありますけど。真打になってまだ数年の人が漫談で終わるってどうなのッ!?どうなのお星様!!
ご本人が書いたものだったと思いますけど、古今亭の某師匠に「ウケるからって魚男ばっかりやってちゃ駄目だよ」と言われた、ゆー話をいつか読みましたが…。ホントにホントだよ、アンタ!そればっかりやってちゃ駄目だヨ!?私みたいなお客さん他にもいっぱいいると思うヨ!?もっと言ってやってよ耳にタコができるほど言ってやってヨ、某師匠ッ!!
あー、こーゆーことを書くと小ゑんさんに「お前のために落語やってんじゃねー!」と怒られ(以下略)。
ボン!久々の!古典かと思いきや「まさかの新作」(←本人談)。面白かった…ビットコ・イン…。このだいぶ後にブクロ周辺を歩いていたら年配のご夫婦が東横インの前で「あらあら、こんなところに東洋コインが」「それを言うならトウヨコ・インな」とゆー遣り取りをしていて、うわあぁああビットコ・インを地で行くステキなおばあちゃん!と思いましたヨ!
あぁもうホントに面白いダイスキー!しかしボンはもうちょっと声がキレイなら良かったのにね…。あのガサガサした声が残念だなぁといつも思う。
会長!会長!披露目の席ではだいたい大御所連は漫談でお茶を濁して引っ込んでいくのに、会長は毎度しっかり落語!さすがだな〜と思いますわ。また引き出しが多い…。紙吹雪がフッと吹かれて舞い落ちるさまがまざまざと見えるような蝦蟇の油。
松っさん!松っさん!(さっきからそればっかりじゃん…)
時々名言が飛び出すすごい人ですが、この日の「花ん謝感激勧之助」はホントにねー。私ら的に2018年流行語大賞をあげてもいいくらいの名言でしたネ!おっきな桶回してオッケー?も笑った。アレッ、これはこの日じゃなかったかな?忘れた!
勧之助って吉馬さんとかと同じく(同じといいつつなぜか呼び捨て)、私たちを落語道に引きずり込んだあの日のHKとぴあ組。なのでちょっと思い入れがあり。思えばHKとぴあでキョンに「あの花ん謝ってのは真打昇進が決まってます。理事から反対が出なければ」と言われた途端に袖から私服で飛び出してきてキョン(理事)に土下座。とゆーレスポンスの速さで「ウヲッ、まだいたんだ!」とお客を吃驚させた印象的な二ツ目でした。花ん謝さん時代はその時一度聞いたきりでしたが、そうかそうかあの時二ツ目だったお前ももう真打かぁ〜!と、親戚の子供が中学に入学したような感慨を…覚えるまではいかなかったけど、この時昇進した他の人たちに比べたら若干思い入れが…特にないかもしれないけど(結局何もないんじゃん!)、まあとにかく真打昇進おめっとう!!
勧之助のTwitter見てると「あぁこの人ホント馬鹿だな」と、中二病の弟を見ているような気持ちになります。(←ファンに殺されるぞ!)…もとい、中二病の弟を見ているような微笑ましい気持ちになります!(実際はあんまりならないけど!フォローフォロー!←なってないし!)
あっ、そういえばこの時入場前に、前売り持ってる列の方に並んでたんですけどモチロン、「勧之助」の名前入りのバッグとか持ってるオンナノコがいて「ショエエエエ」と思いました!噺家さんにもこーゆーファンがつくんだ!と。仲入りでトイレ入ったときも、私は気づかなかったんですが友人が「すごい入念に鏡チェックしてるオンナノコがいたね」ゆーてましたわ。いるんですねぇ…そーゆー色気づいたファンが落語界にも…。普段寄席ではあまり目にしない人種だったのでちょっと意外だった。当方、顔で好きな噺家さんていないからなー…。面白いか面白くないか、それが全て…。
話が脇道にそれましたが落語落語!「寝床」!それなりに面白くて師匠の落語を連想させて、いいんじゃない勧之助、面白いんじゃない!と思いましたが後日志ん輔師匠の「寝床」を聞いた時、フツーに喋っているだけの志ん輔師匠の方が格段に面白く、「勧之助、まだまだだな」と思ったことはこの日の私らはまだ知るよしも無いのでありましたッ!
頑張れキミはまだまだまだ若い。これからこれから!(あ、でも真面目な話、番組に名前があると楽しみな人ではあります。面白いは面白いので、ホント将来楽しみです。なんか「自分はコレ!」とゆー個性を確立できればもっと面白くなりそうな気がする。←中二病が個性でいーんじゃない?)
★当エントリでだくだくと流れる感想はすべて(当然ですが)個人的なものです。誰かを傷つける意図はありません。笑いのツボは千差万別、みんな違ってみんないい的なアレです。架路にはイマイチだったけどアナタには爆笑ものだったかも!多様性万歳!
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2018.10.21.19:57 | by 架路 |
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