Jubilee

2018年10月8日（月）ブクロ

昼の部　仲入り〜
龍玉　駒長
馬の助　動物園
橘之助
小満ん　湯屋番

夜の部
前座　まめ菊　たらちね
こはく　ざる屋
菊太楼　粗忽の釘
にゃん子・金魚
種平　居酒屋
甚語楼　やぶ医者
アサダ2世
はん治　千早ふる
雲助　目黒のサンマ
　仲入り
天どん　食い違い
一朝　芝居の喧嘩
正楽
菊之丞　唐茄子屋政談

龍玉さんの「駒長」、珍しい噺で。しかしあんなか細い生っちろい腕を出して脅し文句を言われても、いまいち凄味に欠けるとゆーものですヨ…！今でも友人との間で言い伝えられる伝説級の腕。「細かったね」「白かったね」。毎日雑巾がけしてる私の腕の方がよほどムキッとしてますぜ！
それにしてもこの人はこーゆー「実録！」的な噺が好きですなぁ。（好き？かどーかは知らんけど、よくかける？そうでもない？）落語って基本、聞いてて「そんないい人いるわけない」とか「そこで急に地口オチ!?」とか、冷静になると矛盾がありまくる噺の方が多いのに、その中から数少ない比較的現実味のある噺を持ってきて、江戸の風とナンセンスの風に吹かれていたお客様を急に現実世界に引きずり戻す。（そしてそれを見て舞台袖に引っ込んでから「へっ」と嗤っていそう。←イメージ！あくまでも頭の中のイメージ！）

菊太楼さん、超ハイテンションの「粗忽の釘」だった。なんでそんなに楽しそうなの？一杯ひっかけてきたのかッ!?と思うほど、ホントーに楽しそうだった。微笑ましい。

雲助師匠。初回は（私らの）苦手な「置き泥」で面白いんだかなんだかわからなかったけど、「目黒のサンマ」は面白かった…！あっこの師匠は面白いんだ！とここでわかった！（毎度毎度失礼ですヨ！）この後いろんな人のサンマを聞いてみんなそれぞれ面白かったけど、私の中では雲助師匠のサンマが一番。「爆裂弾であるか」って。師匠、サンマサンマ。

ジョーさんの「唐茄子屋」、長屋で零落母子を助ける後半までとんとーんとやってくれた！面白かった−！
三宅坂で聞いた志ん輔師匠の「唐茄子屋」は前半部分で切れたので、この時最後まで聞けて嬉しゅうございましたヨ。テンポよく進んだので、吉原田んぼの場面も眠くならなかった…
トリで大笑いして「みんなシアワセに暮らしました！」的な噺だとスカッとしますネ！この回はホントに楽しかったなぁ…。あの幸せな日々をもう一度…。（2020年4月現在コロナ禍真っ最中。）

★当エントリでだくだくと流れる感想はすべて（当然ですが）個人的なものです。誰かを傷つける意図はありません。笑いのツボは千差万別、みんな違ってみんないい的なアレです。架路にはイマイチだったけどアナタには爆笑ものだったかも！多様性万歳！