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開いた口が開いたままの噺
それは「たがや」!
いやいやいや、たが屋さんそんなにお侍をばったばったと斬り倒してしまって、ただじゃ済まないでショ!病気のおふくろ共々もうハッピーエンドは望めない感じの方向にぐんぐん行っちゃってるでしょ、もはや軌道修正するには夢オチしかないでしょ!夢は五臓の疲れだ〜的なアレしかないでしょッ!たが屋だけにホントにタガがハズレました的な!?
とゆー(どういう?)噺。それが「たがや」。落語だから考えるな楽しめ!的な噺の典型ですよな…。考え始めるとヒジョーに悲しくなる噺。初めて聞いたとき、なんかこう、信じられないことが目の前で次々起きている!もう開いた口が塞がらない!とゆー状態でしたサ!サゲの「たーがやー」の後のたが屋さんのことがマジで心配。そんな噺。それが「たがや」。
その「たがや」をノンストップな感じでカーッとまくしたてて(言葉が悪いけどホントにそんな印象…誰かアイツを止めてくれ!的な)サッと引っ込んでいったのが始ちゃん。(ばぶー←いや待て、バカボンの「はじめちゃん」は「一」であって「始」ではない!しかもこれ確認しようとwikiに行ったら「生まれて(中略)すぐに言葉を話せる」って書いてある!そういえばアイツ「ばぶー」とか言ってなかった気がする!ちゃんと喋ってた気がするしかも敬語で!「ばぶー」ってイクラちゃんじゃね?キャラ的にイクラちゃんじゃね自分!?)
Read More... …バカボンばなしで盛り上がっている場合ではありません!
この師弟関係はなんだかとてもホッコリする…気がする…。と、私が一時期脳内でギャグ漫画を作っていた「志ん輔師匠と始ちゃん」に初めて遭遇した赤絨毯の回。
私が始ちゃんの何かのインタビュー記事を読んで「こうこうこんな感じの師弟関係らしいッ!」とお二人の間のステキなエピソードを友人にメールをしたら、返ってきたのが「…(架路の)創作?」とゆー冤罪まがいの既成事実を積み上げているステキな師弟です。(変な日本語)
2018年8月5日(日)三宅坂
前座 やまびこ 狸の札
始 たがや
志ん五 お菊の皿
ニックス
半蔵 代書屋
小燕枝 意地くらべ
仲入り
ひびきわたる
歌武蔵 支度部屋外伝
伊藤夢葉
志ん輔 唐茄子屋政談
…ハッ、今気づいたけどこの日って「○○屋」の日だったんですな!!たがや代書屋唐茄子屋、ですヨ!
ひびきわたるさん、今は故人…。この回が最初で最後。曲とか全然覚えてないんだけど、とても気持ちよさそうに歌ってらしたな〜とゆー印象が残る。
志ん五!この人、落語やるとそれなりに面白いのに「魚男」ばっか聞かされるんですヨッ!後日!もうホント飽きた「魚男」…。落語が聞きたい…。古典でも新作でもいい、「魚男」以外が聞きたい…。こーゆーことを書くと小ゑんさんに「お前のためだけに落語やってるんじゃねーヨ」と怒ら(以下略)
志ん輔師匠。唐茄子積んだ天秤棒担いでヨタヨタ歩いて行く徳さんの後ろ姿に、叔父さんが小さく「気ぃつけて行きなよ」と呟く場面で、不覚にも涙が…。他にもなんかこの師匠には涙腺が崩壊するな〜とゆーことが多々あり、オソロシイヒト…!(←ガラスの仮面とかベルばら的な。白目で。)と、個人的に思っております。引き出しの多さも素晴らしき。
始ちゃんの落語を聞いても全然「師匠の落語」を連想しませんが(←別に師匠の落語に似てるからいいってもんじゃないし!完コピか!と突っ込みたくなるほど落語が似ているよそのお弟子さんもおりますが。それはそれで何らかの継承だと思うから別に否定しないけど)、いつかこの弟子の落語にもウルッとする日が来るのでしょーか…。そしたらそれは核心の部分で師匠から何かを継承したとゆーことなのかもしれやせん。(いや何を偉そうに自分)
信じるか信じないかはあなたしだ(以下略)
てゆーか友人のプチ贔屓が小燕枝師匠になり始めるのがこの辺りなり。
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2018.08.05.21:32 | by 架路 |
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