« 「支援」は一歩間違えると |
メイン
| 夏の緑の色の川 »
呪いの主は言葉です
友人と冷やかしで見ようと決めていた「トカゲ女」が貸し出し中だったので、しょーがなくその代わりに借りてきた韓流ホラー「鬘(かつら)」。店頭で既に「でも鏡に映ってる顔はハゲなんだねゲラゲラ」などと、さんざん頭の寂しい方をバカにしたコメントをした(念のため言っときますけどそのコメントは友人が発したもので私は関係ありません。笑っただけ。)あげく、見てみたらばこれがまたショーもないっつーか何と言うか…。
Read More... ストーリーはわかりづらいわ、登場人物の顔は覚えられないわ(それは制作者の問題でわない)、ホラーなのに怖くないわ、種明かしは納得いかないわでもう駄作も駄作。病気治療のために髪が生えない妹に姉が贈ったカツラに霊が憑いていて、周囲の人々が死んでいき、みたいな話なんですけどそもそも題名が良くないですよネ、「ヅラ!」て。なんか、字幕を読んでるだけで笑えるんですヨ…「カツラに霊が」とか「カツラを返して」とか、コワイはずのシーンでも思わずぷぷっ!とね!同じ髪モチーフの日本ホラーも本日公開ですけど、あっちがタイトルに「かつら」の「か」の字も持ってこなかったのは、日本語における「かつら」とゆー単語の持つどこかコミカルな、ホラーより漫才のネタになりそうな素質を見抜いていたからではないかと思ったりするのでした…。カツラに憑いてた霊って、実は言霊でショ!みたいな。
私も友人も韓流ホラーってそれなりに数見てるつもりですけど、「リング」とか「呪怨」とかの日本ホラーのよーに無差別に呪い呪われる!のではなく、 A:呪うモノとB:呪われる者にちゃんと因果関係があって、AがBにたどり着くまでに巻き添えでちょっと無関係の人が死ぬ、的な話が多い(つーかそればっかり)ですよネ。さらに結末はわかりづらい。←これは単に私と友人がバカなだけかもしれませんけど。(つーかたぶんそう。)
「四人の食卓」は未だにワケわかんないし「箪笥」もうやむやな部分が多いし…。
一発でスパッとわからせてくれよ、韓流ホラー!
Close...
2007.02.17.20:48 | by 架路 |
| トラックバック (0)
| エイガ |
▽トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://vega.sakura.ne.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/200