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伝わってほしい言葉
外国のホテル。
家族で旅行に来ている。私が1階のロビーにいるとき、降りてきていたエレベーターが爆発してしまう。上の階に残っている母が心配で、階段を上がろうとするけれど高層ビルなので大変そうだ。
周囲にいた人たちが、上に行くなら自分の家族の様子も見てきてくれとまとわりつく。その人達からなかなか解放されずにいるうちに、階段も無くなってしまう。
Read More... 外に出ると街は人で溢れている。誰もが興奮している。戦争が始まるらしい。
私は木箱の上に押し上げられて演説をしなければいけない。
あなたたちはあの時も乗り越えた。
今度は私が先頭にたって成功させてみせます。
かならずや階段をつくります。
そんな台詞を仰々しく口に、したのかしないのかわからない。
言った後なのか言う前に見つけたのかわからない。
人であふれる大通りから曲がった一本の道を歩いていく人の背中が見えた。
その通りは両側が住宅で、大通りとは対照的に森閑としている。
まるで夜明けのように青い。
その人を引き留めるには今しかないと思って駆け出す。
つかまえて、階段作りを助けて欲しいと頼む。
あんな偉そうなことを言おうとしたくせに、私は実際どうやって階段を作ればいいのかわからなかった。その人に事情を説明して設計を頼むと、じゃあアナタはどんな階段を作ろうと思いましたか、と問われ、壁に杭を打ち込んでその上に板を並べて、と説明しながら頭に思い描いていくうちに、ああなんだ。こんなに簡単だったんだ。そう気づく。
夢の中ではその人に英語で話しかけていた。
気持ちを上手く伝えられない。
綿でも噛むようにもどかしい。
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2005.08.29.22:54 | by 架路 |
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