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初代マザコン男
最近の文庫本の字のデカイのには剣呑剣呑。お値段の高いのにも剣呑剣呑。
…と、ゆーわけでどんなわけだ、陽の当たらない部屋で埃に埋もれている本棚から、「それは私のじゃなくアンタのお父さんの本である」と母にクドク注釈をつけられながら発掘してきた谷崎潤一郎他を読んでみゆ。定価が今の半額っすヨ、半額!文字も今の40%OFFくらいっすヨ!夢のようですヨ!(←小さい字がぎっしり詰まっている本が好き。)
しかしさすがに年代モノの本とゆーのは怖ろしいッス!のっけから「蓼喰う虫」のとあるページとページの間に、どう見ても人の睫毛としか思えないものがびっしりと挟まっていて、ひじょーにコワイ思いをいたしました。睫毛にしては少し長すぎる気もしたけれど、三日月型で爪の痕のようで黒々としていて、それが何本も何本もちょうど両目の睫毛を全部抜いたらこれくらいであろうか、もしかするとそれより少し多いくらいの量でバラバラと挟まっていて、何だか昔の呪術的骨董品に触れてしまったかのような不気味な雰囲気醸し出していましたヨ!
あんまり怖かったのでそのままにしておきましたが…。(駄目じゃん。)また私のあと何代かして誰かが開いてギョッとしてくれると良いかな、と。
2005.05.26.17:02 | by 架路 |
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