« マイブーム |
メイン
| オレの旧札 »
遂行遂行
貴女へのありがとうの気持ちと、自分への申し開きと、やはし言わないで済ますことはできないような気がすることを、伝えたいことをあの人に。これが私の意図したとおりに何の混じりけもなくそれぞれ向かう相手に伝わることを願います。「とおりに」は無理としても、どこまで輪郭保ったままで行けるかは私の言葉次第だと思うので、そこのところを信じて。
どこからどこまでは誰にあてて、とか区切りをつけません。
読んでくれたらばわかると思う。わからないかもしれない。
そして無駄に長い。ごめんなさい。申し開きなんで仕方ないです。
Read More... とても大切なことで失えば得難いものなのに、それが常態になると忘れてしまうものなのです。そーゆーのは、仕方ないとも思います。だからたまには自分にムチ打つ、というか、思い出させる、ことをしないといけないと。
だーいーぶー昔に、当時ダイスキだった絵描きさんのHPで一枚の習作を拝見した時に、なんというかものすごく複雑な感情に捕らわれて。本当に一色で描き下ろした習作だったのに、そこに描かれていた表情が何というか何か何かで。今でも何だったのかよくわからないのですけど。私以前に私が私だった魂の記憶に響く、というか。そんな一枚で。
その時にふと、おこがましくも「この絵は私が見るためにこの人に描かれた!」と思ったのです。
別に自惚れとかではなく、するっと自然に、「これは私のための絵」なのだと。
それから、表現をする人はみなアマ、プロ、ジャンルに関係なく、誰かの代弁者なのではないかと思うようになりました。絵に限らず文に限らず、生け花だって踊りだって建築だって何でもいいのです、誰かの中から生まれた何かは、他の誰かの何かの表出なんではないかな、と。誰かの中の何かが、その誰かと何の関係もない誰かの手で形になる。そういうサイクルのようなカルマのような巡りあいのようなものを、意志と関係なく、人間はみんな背負っているのではないかなあ、とか。
そんなことを考えているからと言って、私が普段何かを書く時に他人のことを意識しているかというとそんなことは全然なくて、勿論始めから誰かに宛てて書いている時はそうですけども、普段は自分のことしか考えちゃいないのです。私にとって文章にする、ということは自分と向き合って自分を鏡に映すような作業だから。
そんな文章から、深いものを感じてくれる貴女に出逢った。私は貴女の代弁者なのかもしれないと思った。貴女が私の百億の中の一つからでも何かを感じてくれるのならば、そのために幾らでも百億の言葉を書いていきたい。貴女に出逢えたことを何に感謝すればいいのかわからない。
ありがとうの気持ちはありがとう以上の言葉で語りにくいので、いつも同じ言い方になってしまうけども、ありがとう。
私は、普段ものを書く時に自分の記憶と感覚しか頼りにしていません。「さくら」以前は(鯖の話じゃないですが)、ただの創作しか書いていなかったのです。その頃は文章拙くて、今でも拙いけれども今に比べて全然ガキンチョの文章で、中身も想像以上のものでは決してなくって。
じゅうはちの時に、それまでの人生で一番「わけのわからないもの」にぶつかった。そこまでの人生では対処しきれない「わけのわからないもの」にぶつかって、その「わけのわからないもの」との遭遇を文章にしたのが「さくら」だったのです。そこから、文章で「創作」ではなく「表現」をするようになった。
それからずっと私の書いてきたものは「わけのわからないもの」の正体を掴むためのソイツとの格闘の痕、殴って殴られたアザの痕、飛んで飛ばした血の痕、ばたばた倒れ伏したたくさんの私と打ち倒したたくさんのソイツの痕なんです。私の生きた痕なのです。大げさでも何でもなくそうなのです。
いろいろな意味で私の言葉は私自身のものであり、私そのものであり、私が意識している私以上なのです。私の気づかない私までもが其処に表出する、大切な媒体なのです。私にとって私の書いたものは、そーゆーモノなのです。私が出してきたたくさんの答えが、全て私の書いたものなのです。私にとって創作は表現であって、書くことは探索と格闘の過程で、出来上がったものは大切な答えです。
アナタにとって、創作とは何ですか。
私はアナタにどう接したらいいのかわからない。嫌悪とか憎悪は抱えていないと思う、そこのところはもう消化できたと思うのです。ただ聴いてみたいことがたくさんあって、話してみたいこともたくさんある、その一番上にあるのが、これなのです。
アナタにとって、描くとはどういうことですか。
それを尋ねてどうなるのかわからない。私がそれを知りたいというより、それよりも、それをアナタがアナタ自身に問うてみてほしい。内省を促してるわけじゃなくて、私にもやっぱりまだよくわからないけれどどうして訊きたいのかとかどうしたいのかとか。もしかしたらアナタに感じてほしいのかもしれない、大きなお世話かもしれないけど、アナタのアナタ自身の創作に対する「これは譲れない!」よーな気構えのようなものを。誇りのようなものを。
価値観とか育った環境とか、そういう根元に近い部分の違いで、乗り越えられないものなのかもしれないな、と諦めてる自分もいますけど。せっかく知らない間に出逢っていたのに、こんなふうに始まってこのまま終わるというのもあまりにも哀しいよな。みたいな。
あー。
言いきれないし書ききれません。
また書くかもしれません。誰か傷つけてるかもしれません。ごめんなさい。
そしてやっぱり長くてゴメンなさい。
いったいどこまで降りて行くのか不安ですドキドキ。
Close...
2004.11.04.23:57 | by 架路 |
| トラックバック (0)
| ザッキ |
▽トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://vega.sakura.ne.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/120