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死亡フラグが立ちすぎる!
コレですよ…。一時期(コロナ前か)、一部の人達の間で「トムの背中から日の丸と青天白日満地紅旗が消えた!」ゆーて話題になっていたコレですよ!出資していたC国の10セントに忖度した結果ですってよ奥様!まっ!なんてこと!チャイマネーに汚染された米国海軍広告映画とは如何なものでしょうね奥様!などと脳内(世間じゃないんかい!)がかしましかったこの一件で、私の中でのトム君の株が、それまでも別に取り立てて高くはなかったのに大暴落いたしまして。(別にトム君が「じゃあ国旗隠そうぜ」と決めたわけではないだろうに、作品の顔というのはかくも色んなものの矢面に立たされやすい…。)コロナが一段落して洋画の大作がちらほら入ってくるようになっても、この映画の予告だけは「絶対観ない!チャイナマネー汚染映画め!」と鼻で笑って遣り過ごしていたのでーすーがー…。
私は最近知ってしまった…。10セントはとっくに出資を引き揚げて、完成作では両国国旗がトムの背中に復活しているらしいことを…。
▼以下ネタバレ含む。
Read More... まぁそれでもなお「あまり食指が動かないなー…」と思っていたのですが(戦闘機大好きっコなのに)、そこにやってきた悪魔の1週間「会員さま毎日会員料金Week」!要するに「007」の二の舞ですヨッ!あっいけねぇまだ「007」の記事あげてなかった(どころか書いてもいない)。ポイント15倍デーに必要至急ではないものを何となく買いに行ってしまう消費者心理ですヨ!行かなきゃ損みたいな気がして無理矢理週末の朝イチで出かけて行った第2弾ですヨ!「トムを観に行くんじゃないの!M.テラーを観に行くの!」と、屁理屈をひねり出してハードル下げまくっていた作品だったのでーすーがー…。(今回コレ多いな!)
いや、なんかフツーにいい映画でしたわ。胸アツ!とまでは行かなかったものの、胸ジーンくらいはしました。あー、良かった良かったアイツを補助機要員にしておいて。これぞまさに適材適所。的な!(それは「胸ジーン」なのか…?)
「Mトリックス」の時と同じで、1作目のファンの人には嬉しい小ネタが盛りだくさんなのかなー、と思いつつその(あったのかどうかすらわからない小ネタの)何一つ理解できないまま観ていたのですが…いや、Mトリの時と違って一応私は大昔に観ていたのに1作目を!確か中学の修学旅行のバスの中で観たんですよコレ!今考えるとどーゆーチョイスなんだって感じですが(バスガイドさんの私物だったのか?)、その時ヒジョーに衝撃を受けたのが、それまでは「いえっさ!」って児童文学の中で海賊たちがひらがなで喋っている単語でしか無かったこのダサいフレーズ「いえっさ!」を、トム君が「Yes,Sir!」と本式の発音で(当たり前)言ってみせた時に「そうか、いえっさーはYes,Sirだったのか!英語の発音超カッチョエ!」と目からウロコが落ちまして、修学旅行中暇さえあれば口の中でボソボソ「Yes,Sir!」と言い続けていたのが懐かしい思い出デス。(改めて書くとヒジョーに中二病ぽくてアホロートルなエピソード…。)
その後もおそらく金曜ロードショー(水野さん!)とか日曜洋画劇場(淀川さん!)とかでやるたびに観ていたとは思うのですが、今回わざわざ見直して備えるなどとゆーことは当然せず(そもそも前日まで観る気なかったし)、どちらかというとC.シーン主演のパロディ映画の方を思い出してしまったりしていたのですが…。
が、今作を観始めてすぐに私は思い出しました!1作目を観たときもそうだった、こいつらヘルメットかぶって酸素マスク着けると誰が誰だかわかんねぇということを…!幸いなことに大画面だったので、各自のヘルメットにこれ見よがしに書いてあるコールサインで何とか主要キャラだけは識別できましたが…。もっと顔の上半分だけで個体を識別できるような工夫をしてほしいですわー、ヘビメタバンドKISSの皆様のように、目の周辺に雷マークを描くとか!★を描くとか!全く不親切極まりなーい。(てゆーか真面目な話、皆様はあの「目の周りしか見えない」状態でパッと個々人を識別できるんデスか?本当に?)
あぁさっきから思い出話しかしてない気がする、今作の話をしなければ今作の。えーと、えーとえーと、あの風圧の中で立っていられるE.ハリスの貫禄半端ないスね!しかしE.ハリスもおじいちゃんになっちまいましたなー。最近彼の出ている映画を観ると「ゲスト出演のフリして実は真犯人」の扱いが多かったので「またお前か!」状態だったのですが、「ザロック」の時とかホントに素敵な悩める軍人でした彼は!今回はJ.ハムが素敵な悩んでるんだか悩んでないんだか敵なんだか味方なんだか最終的には見つめ合って僕ら仲直りさ!的なキャラでしたが…エライ人ならその判断するよね、犠牲は最小限よね…。
そしてM.テラーは「セッション」の時といい今回といい、しごかれキャラが身についてますなぁ。(てゆーか「セッション」以外の彼の出演作を観たことないけど…。)私服だと「撫で肩!」感がすごい。
ハングマン役のG.パウエルをどこかで観たような気がすると思ったら「ガーンジー島〜」のあのアメリカ人かッ!あの映画自体がなんつーか所謂コージーな感じでイライラしたけど、その中でも更に苛つかせ感が半端なかったアメリカ人か!女にフラれて軍隊に入って立派になったんだね…良かった良かった。(いや違うだろ。)
ミッション参加決定以降のトム君には、そこここで死亡フラグが立ちまくっていたので「あぁ死ぬのね。死んで有終の美を飾るのね…」と思っていたのでーすーがー…。フツーに生還しとる…。この人、序盤でクソ高そうな試作機も自己判断で加速しすぎて空中分解させてるにも関わらず怪我一つせずにフツーに生還しとるし、なんたる強運!なんたる業の深さ!結局今回死んだのV.キルマーだけですか?トム君と比べるとかなり格差ついちゃった感があるヴァルだけですか…?この人も一応バットマンとか演ったりしたのに、いつの間にか第一線から遠のいていきましたなぁ…。私の脳内ではハーツクライとV.キルマーが同じ引き出しに入ってますヨ!「ついにアイツに適わなかった…負け続けだった…!」ゆーキャラの引き出しに。(しかしV.キルマーは誰に負け続けだったのか。トム君か?1作目ってそんな話でしたっけ?)
訓練中にバードストライクで戦闘機を落としてもベイルアウトして搭乗員は死ななかったし、今回は若者は死なない展開だったのですかね!まぁ作中にもあったとーり、これからは無人機が幅をきかしていくことになるのでありましょう。全然関係ないですが↑のバードストライクの場面、頭の中でこの本の中の一節、「ベイルアウトせぇ!ベイルアウトせぇ!」がリフレインでした。5回くらいぶっ通しで読んだこの本ダイスキー!Bインパルスが好きな人にはぜひ読んでいただきたーい。
まぁ色々書きましたが、この映画で一番心躍ったのは字幕が戸田奈津子さんだったことですかね!我が青春時代(に観た映画)は戸田さんと共にありました…どの作品もことごとく戸田さんでした…。戸田さんの字幕をまた読めたことこそ胸アツです。
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2022.06.25.19:25 | by 架路 |
| エイガ |
わざと見切ってます!
南北戦争時代に綿花農場で使役される黒人奴隷のエデン、現代のアメリカで家庭と仕事を両立させる黒人女性のヴェロニカ。異なる時代を生きている二人の人生がある日突然コライドする…。
この映画、初めの農場のシーンでかなり重要なものが画面に映り込んでいて「えっ、この時代にソレ?」と思うのですが…それが最終的にはネタバレにつながるので「アレも意図的に映していたのだなぁ」と後になってわかるとゆー凝った仕掛けです…。アメリカの人種差別の闇がおそろしく深いのだな、ゆーことは色んな作品を観るたびに感じるところですが(そしてそれがいまいち実感として理解できないので語ることすらおこがましい気もしてしまうのですが)、ラストの主人公のキレっぷりが見事で気持ちいい。あれほどの扱いをされてモラルなんて知ったことか、お前らみんな死んでしまえ!!と言わんばかりの。そして同時にとても哀しい。理性を捨てた人間に理性で対抗することはできない。相手と同じレベルに堕ちたらいけないと言うけど、自分だけを高尚な地位に置いていては生き残れない状態というものがあると気づかされる。
▼以下ネタバレ。
Read More... まぁ要するに、クソ野郎版の「ヴィレッジ」ですね!アメリカって無駄に広いからこーゆーものを造る余裕があるのだろうなぁ…。
飛行機雲のおかげで奴隷の皆様が「これはタイムトラベルとかのSFモノではない!現代に造られた虚構の世界だ!」と思い知らされて絶望が深まる厭な仕込み。この作品の場合は「人種差別」を前面に出してるけど、シチュエーションを替えたら多様な「イヤな映画」が作れそうですね!てゆーか既にそのジャンルある気がしますね、ディストピアへヨウコソ!シリーズ。けんのんけんのん。
胸糞悪いドラマ「Mr.メルセデス」シーズン2の胸糞悪いドクター役のJ.ヒューストンがここでも胸糞悪い役で出てましたなぁ!この人胸糞悪いキャラ目指してるのかなぁ…。ドロドロメロドラマ「グッチ〜」に出てた時は全然気づかなかったんですけどネ、アハハ。胸糞悪いキャラじゃなかったからでしょーか。
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2022.06.25.18:54 | by 架路 |
| エイガ , ユーネク |
ブラピ瞬殺!
いやぁ、アレです。「何も観るべきものがナイ!洋画貧困時代!」と嘆いている時に限ってシネコンは「会員様1週間会員料金ウィークーウウウ!!」をやりやがります。わかってるんだろうなシネコンも…ロクな作品が無いことを…。それでも↑をやればバカなお客様(例:自分)は「会員料金か!それなら行かないとな!」と行くことがお得であるような錯覚を起こして、観たくも無い作品を観にのこのこやってくる、とゆーことも…。
いやぁ、でもアレです。コレはフツーに観たかったのです。しかし会員料金ウィークの週末が封切り翌日だったので、お客さん多そうだなー、満席なら行きたくないなー、と思いまして。(一応まだ絶賛コロナ渦中だし。←この「コロナ禍」と「渦中」を使い分けるのなかなかアレですよね、えっウズ?間違ってる?いや、でも「渦中」だからウズOKよね、そう、ウズおっけー!大きな桶回してオッケー!的な。←結局わけわからんけど!)
しかしいざ開けてみたらば朝イチの回は4割くらいの入りだったので、のこのこ出かけて行きましたー。この後はエルビスとか恐竜とか黄色いイリュージョンとか盛りだくさんだぜ。コイツの後は盛りだくさんだぜヘヘヘッ。
▼以下ネタバレあり。
Read More... サンディ扮する学者崩れのロマンス作家が、シリーズ作のカバーモデル・テイタム君と宣伝ツアーに出かけたところ、金持ちのバカ息子ラドクリフに誘拐されて、南の島でお宝発見に繋がる象形文字を解読させられていると、そこに救援部隊のブラピとテイタム君や、エージェントや山羊まで乗り込んできてさぁ大変。とゆー映画。
うーむ、素晴らしい娯楽作。爆発あり、冒険あり、笑いあり、ブラピのアクションあり、(別になくてもいいけど)ロマンスあり!そしてまさかの「最後の場面で死んだ人が返ってくる」ディズニーのハッピーエンドパターンでみんな幸せ、めでたしめでたし。(ちなみに「最初の方で死んだ人が返ってくる」のがホラーパターン。)
こーゆーエイガエイガした映画って良いですね。観た後、何も心に残らない…。(貶してるわけじゃないヨ!)世の中には2種類の映画があります、「色々考えさせられる映画」と「そうじゃない映画」デス!前者もいいけど、後者も必要。ただ大画面で大音響でいろんなものが吹っ飛ぶのを見たいだけ、そんな状態の時もあるのです!てゆーか自分、ほぼほぼその状態です!明るく楽しく色んなものが爆発して軽いノリで人が死んで「あぁ、世界征服できなかった!」とゆー映画がダイスキです。
重箱の隅をつつくよーに思い出してみれば「自虐はいいけどファンを貶すな」「ヘビ飼ってるの?→いいえ、ここのです」「ミイラは人間」みたいなちょっといいセリフもあったと思うのですが(いやそれ最初の以外笑いどころだから!)、やっぱり全体的には後味ゼロです。ただ楽しいだけ。こーゆー明るい映画こそサンディの本領発揮ですなぁ。最初に「スピード」で観た時から明るいコでしたこのコは。あんな変な衣装を着てサマになるのもサンディくらい。全編あのキラキラスパンコールでいくのかと思ったら、さすがに途中でまともな服に着替えてしまいましたが…。あの服のせいで「俺たちフィギュアスケーター」が頭の中をよぎりまくってましたヨ!(観たことないけど←ないんかい!)
テイタム君は今まで「キングスマン2」「フォックスキャッチャー」「フリーガイ」を観ても特に何とも思わなかった人ですが、今作のダンスの場面はかっちょよかったですなぁ!「キングス」「フリー」でも一人で楽しそうに踊ってましたが、(上手なのに)全く「ステキ!」とゆーのはなかったので、相手がいると魅力倍増なのですね彼は。一緒に踊ればどんな相手でもイチコロですねッ!
そしてブラピの瞬殺アクションと、自らも瞬殺であっさり退場する思い切りの良さに「なんか忙しかったのかな?」と次作に思いを馳せてみたりみなかったり。デス。新幹線から降りたいのに降りられない次作の撮影で大変だったのかな。と。ダニエル君は何でもできるけどイマイチ個性に欠けますなぁー。(暴言を吐いて終わる。)
後日談:ブラピが瞬殺だったのはそもそもこれがお礼出演だったからなようで…。それこそ次作の「新幹線から降りたいのに降りられない」方にサンディがちょろっと顔を出したことに対するお礼がこっちだったのですね!お礼が先に上映されてしまったのですね!
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2022.06.25.17:51 | by 架路 |
| エイガ |