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稼ぎカシラ
見事に元の位置に戻ってしまった自分を見て、ああ阿呆だな、としか感想は無く。
尋ねるな、阿呆になるな、のめり込むな、弱みを見せるな、決して尋ねるな、話振るなヨ、自分から振ったら殺すゾ!みたいな強い意志でもって自分を抑え込んで素知らぬフリ。を、した挙げ句に来たあちらからの「次はいつにしませう?」に、大笑いをした後でガックリと涙してひんひんとしおれたりする。逢いたいよう、逢いたいよう。と、涙流して、ヲイ目ぇ覚ませ。
目を、覚まそうヨ。ホントにー。
Read More... 要するに私の頑張ったあのひと月というものは、ただの時間稼ぎだったのか?時間の無駄遣いだったのか。寄り道だったのか。そーなのか?
アラ大丈夫だわ。居てくれないとしんどいけど、居てくれるのを無視して何とかやっていけそうだわ。と、懸命にそこから目を逸らし続けて思った。拠り所なんか無くても大丈夫じゃないの。そう、少し自信がついた。じりじりと一歩一歩、君の残像抱えて沈み込んでいたあの克己の海から抜けつつあって、海底づたいにそろそろと這い上がりて。遠浅でも何でも海面を見たのだ。波打ち際がまだ遠くとも少なくとも大気に触れたのだ。そこからどうして何がきっかけで、また引きずり込まれるようにして此処に戻ったのだ。
克己克己で明けても暮れず、ヘドロのようなへんねしの底に足を取られてこけつまろびつ、足掻いてもがいて、そんなのもアリそんなのもアリ、私には関係無い関係無い、とその二言ばかりを逃げ場所にして、まぁそーゆーのもアリなんじゃない。私には関係無いけどネ。を、ようやく平然と言い切れるようになり。
ああ頑張ったなぁ。
けども随分簡単にここまで戻れた。
と、目を閉じて一呼吸すれば、また瞼開けた時にはヘドロに腰まで浸かり。
ならばもう逢うまいとする。誘われていちどきに壊れる。
目を覚ませ。ヲイ。
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2006.01.07.22:53
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