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焔と刀身

私の芯として立つその刀身が、あの人であったのかと思うのはもう過ぎた昔だ。そんなふうに間違えるほどに何に目をくらまされていたのか。あの人ではなく、あの人の周りにからみつく私ではなく、私自身が刀身であった。そんな当たり前のことを。

ワタクシという刀身が、あの人だの、彼奴だの、貴方だの、とゆー焔に鍛えられてきたのであると。

何よりも熱い炎が来ればよい。
冷たいほどに熱い青い炎に灼かれればいい。

そんなふうに君の生を救いたい。
たとえ途中で背後からの一撃に倒れても。

2008.01.14.08:52 |

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