« 無駄遣い |
メイン
| ディスクス »
クロガネ・ハァト
ココロが頑丈。
呆れるほどにしぶとい。
衝撃でどうにかなってしまったのかと思うほどに、ケロリ。としている。それともあの秒刻みはそれほどに自分に、信じるに足る拠り所となり得たのであろうか。いや、ない。
乗り越えたわけではなくてやり過ごしたわけでもない、なにくそ、とぶつかっていこうというのでもなくて。背中を向けるほど諦めたわけでもない。
そーゆーのもあっていいのかなと、言ってしまえば或る意味で「冷めた」。私が居ないときに誰がそのオザブに座ってもいいんじゃない、のよーな。あの人のココロであの人の座布団。誰と重ねようとあの人の勝手だ。ひと月前には考えるだけでも心臓がわなないたようなことを、ナゼこんな冷静になぞらえるようになったのだか、傷のせいだと思う。
Read More... 貴方が露顕するたびに私に突き刺さってだくだくと血を奪った、傷のせいだと思う。血が抜けるたびに私の心臓が落ち着いていったから。流れた分を補充する間もなく次々と露顕して次々と刺さったから、私から血は減る一方で、初め夕日か朝焼けのように真っ赤だったココロは今や薄紅もいいとこ、ほとんど真っ白。
色濃くあったから気づいた想いではある。
まだ在ると思いこんでいるから、透明になってもそれは「在る」と信じている。
なんというか本末転倒なそんなような。
あのコがそれでシアワセ感じるくらいなら貴方なんか走らなくていいんだと思ったよ。
今は、どうだろう。よくわからない。やっぱりあのコがそれでシアワセになるのなら、貴方なんか走らない方がいいと思うけれども。貴方が今手にしているものを全て他の誰かに奪われて、私の足元に丸裸で落っこちてきたところで初めて、爪を立てて争えそうな気がする。僕は。
むしろそうあるべきだと思うんだ。貴方が私を信じるために。
本当に冷めているだけなのかそれとも気持ちが強いのか、私にはほんとうにわからないんだよ。自分のココロの中にガツンと一本通ったものが、鉄骨なのか蜘蛛の糸なのか、ほんとに知らない。
正体を見たらいけないような 気もする。
奇しくも二秒。
おんなし。二秒。
私を活かすに充分な二秒。
傷つくるにはまだ刃がやわい。
Close...
2005.11.10.21:20
| トラックバック (0)
|
▽トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://vega.sakura.ne.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/238