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ディスクス
壁を見上げていた。下の方についた自分の血の痕なんぞ眺めながら。クライミングをしたら一体何回落ちるだろうか、とか考えたり。その為の手段を自分が持っていないことを意識しながら。けれど登ってみたし、落ちて頭が潰れても行ってみたし、なぞと思ったり。
自分がヒジョーに不安定なんだということをわかってる。
明日になったらまた全然違うことを考えるのだとわかってる。
迷いなく暴走している、目的地が定まらぬままにも全力で疾走している、だから迷走ではなく暴走なのだと思う、そんなふうに失速の気配を見せずに走っていく自分のココロを見送りつつ。
間が悪いというのだ。
すれ違うというのだ。
Read More... やっぱり貴方なんて走らなければいいと思う。よくわからないものに対してものすごいへんねしを突きつけている。あのコのシアワセに繋がるのなら貴方なんて走らないほうがいいと思う。貴方が本当は何の為に走るのか知らないし。その裏にもっと大きなコワイ何かがあるのかもしれない。それを知らないというのは私にとって自分が思うより更に大きくシアワセなことであるかもしれない。
(私の為に走りなヨ!)と、言ってみたし。いつからか極端に保守的になって自分の持っているものをひとつもこぼすまいとして、リスクを背負うくらいなら新しいものはいらない、とばかりに。けれども今は。
今はどうだ。
結局まだ走り出していないのだロウ。
走ったらば抱えている物は、ぼろぼろと落ちるだろう。
拾いに戻る時間は無いし、拾おうとしても落ちた時点で壊れているだろう。
けれど、それを失ってなお欲しいと思うか。
素っ裸になるのが自分でも、欲しいと思えるか。
即物的、物質主義、知らぬ間に指摘された言葉をはね返すほどに本質は純粋なものかどうか。それとも本当に素っ裸のあの人自身を見ているかどうか。
裸で転がっているのを見てもやっぱり同じように欲しいと思ったか。
知らない。
わからない。
繰り出されるものが徐々に自分の前から後ろに移動していくのを見て、確実に時間が経っているのだと知る。そんな当たり前のことでもあらためて知る。いつの間にか前の方に見えている雷鳴の絵柄が怖ろし。それまでのもろもろと同じようにあれも確実に私を通過する。それに打たれる時のことが怖ろし。光の正体が見えないのがもっとコワイ、けれどもココロは期待すらしている。打ち砕け。こんな状態よりずっとマシだと。
今日も思考のまとまらぬままに打ち止めに。
ヒラサワススムをでかい音で聴いていたら、じわじわと涙がでた。
オッサン凄すぎる。
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2005.11.11.17:54
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