聴こえない
私はあの人に、私の居場所を確保してほしかったのかもしれない。
単に存在の肯定ということだけでなく。
この世の中に物理的に私の入る容れモノを確保してほしかったのかも。かもしれない。
師匠の師匠が究めた空間を平らな図面に展開しながらそう思ったよ。
本を閉じたら、そこからすっぱり切れて行こう。
思ってぱたりと表紙を閉じた。
2005.08.23.20:59 | トラックバック (0) |
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