« 声を聴いた | メイン | 悲惨じゃないか »

操縦術

無感覚で無感情になろうとした。
けれどココロは勝手に痛がっている。
泣くまいと思った。
けれど勝手に流れる。

現実に痛いんだ。言葉をこねくり回してどうにかなるような問題じゃない、今ここが痛いんだ。ひとひとりを自分の中から追い出すことができない。掌に突き刺さってまるで腐蝕するように音もなく広がる。

自分でどうしようもないものが飛んできて取り巻いたというだけのことだけど、それがいちばん厭な事だよね。それを避けて今まで人の目から逃げるようにしてきたのだから。

一人でいたってそんなのは全然孤独じゃない。
誰かに出逢って初めて孤独になる。
一緒に歩いてはいけない人とすれ違えて初めて孤独となる。

Read More...

2005.07.31.23:13 | トラックバック (0) |

▽トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://vega.sakura.ne.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/216

△ Page Top