くっつきすぎたオブラート
虐げられたのなら怒ることができる。
怒りならばエネルギーになる。
どうしようもないものをいたわるような心遣いでは、私は逃げ出して泣くことしかできないじゃないか。
それ以上でも以下でもないようなただそれだけのやさしさなんでは、私は受け入れることしかできないじゃない。
そんなふうに幽霊みたいにして、わたしのなかを通り過ぎていってしまわないでよ。
もっと実体のあるひとつの衝撃として、二つに私を切り裂いていってもいい、轢き倒してしまってもいい。
幽霊みたいに私と重なって、何もなかったように剥がれていってしまうのはやめて。
2004.12.02.22:52 | トラックバック (0) |
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