恋ヒシカルベキ

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　診断結果

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窓を開けていた時、家の中に誰もいなかったら霊感ゼロな人、家族がいたらばちょっと見える人、知らない人がいたらシックスセンスな人、とゆーのが診断結果なのですけど。

自分が目をつぶってイマジネイションの中で誰もいない家を歩き回っていたところを思い出して、その家の中に知らない人が立っている、という可能性を想像した時に背筋が凍るような怖ろしさを感じた、あの時の怖ろしさ、を、今朝の夢の中の貴方は持っていた。

その夢自体がまた恐ろしい夢で。

実生活では縁のないデザイナーブランドにいたのです。ぱぱっとタンクトップなんかを三着ほど手にとってお会計をしたらば、「68万円デス！」などとスタッフのお姉さんに宣言され。ゼロが二つ多かったー！！と驚愕しつつ震える手でカードを差し出す私の背後におもむろに貴方が、ぬっと立っていて、あきれ顔でため息をついた。という。

二重の意味で非常に恐ろしい。
なんとも恐ろしい。

そのに。

帰りの電車の中で私の隣に立っていた人が、ちいさなおばさんだったのですけど、精一杯背伸びをしてつり革につかまっておりました。背伸びをしているからかえって安定感に欠け、電車が揺れるたびに私にどすんどすんとぶつかるぶつかる。

あー。そんな無理するくらいならつかまんない方がかえっていいよ、おばさん。そんなふうに体中の筋のばしまくってるから、ちょっとの衝撃で余計にぐらぐらするんだよ。それじゃつり革がつり革の意味ないよ。身体を安定させるっつー本来の目的が失われてるよ。

とか、ぐちぐちココロの中でつぶやいて、

そうだヨ！！そうなんだヨ！！

距離があるのに無理にくっついているから、少しの衝撃でも本来の十倍増しくらいに感じてグラグラしちゃうんだヨ！足元不安定になるんだヨ！そんなふうに無理してくっついてないほうが、衝撃にだってちゃんと対処できるんだヨ！そーなんだヨ！

そうなんだよ。

と、なんだか哀しい真理垣間見たような気になって、すんすんとしてしまいました。