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暗示
素晴らしい。胸苦しき。その前に、体勢を、もう少し整えなければ、体勢を。いつでもくってかかれるように、体勢を。
期待をねぇ。少しでも期待を含むような言い回し、やめといて。縁とかけて九九と解く!交わらぬ要因無し!自分が零じゃ、駄目だけど。要するにそんな気持ち。要するにそんな、私は私に失敗したのだ。駄目にしたのは私だったから。
突き詰めて、どうする。
選択肢はいくつある。
行くか、残るか、待つか、戻るか。
Read More... 自分をもう一度、持ち上げる?
それとももう諦める。
思い切って下に降りてみる。
上ばかり見上げても、首が痛くなるだけだし。
しんどいと、名前を呼ぶにも歯止めは利かない。理性がくい止める感情も、一度外れてはもう戻れない。
もう少し、違う自分であったらば、ここまで考えることはなかっただろうか、それともやっぱり同じふうに悩んだ。それでもこんなに自分を厭えたか。
違う自分というならせめてあの影をね。
莫迦みたいにタガはずしてみたいと思うよ、本当。君の。鉗子取り落とすほどに頬張ってみたいと思うわ。
だけど守りたくなんてないね、嘘八百。
いつもいつも、その先の幸運を祈りながら別れる、だから未練が残りやすいのだと浴槽に逆さに首突っ込んでエスは言うのだ、それじゃ、それじゃあ。
それじゃ何か、恨み言重ねて遠ざかるのか。
死ね!死んじまえ!アンタなんて大ッ嫌い!躓きまくって全ての元凶をこの一点に集約しろ!悔やんで悔やんで喉かきむしれ!
と、そんなことを言いつつのサヨナラは、未練残らない?
やっぱり残るんじゃないのか、それ。どうなんだ。
どうしようもなくなって、たぶん他の人を巻き込むわけにもいかないので、私はきっと、自分の心臓をこれに賭けるよ。それまでにどうにか動く御縁がなければ、きっと。暗示に強いから、その時こそ止まるわ。
比べる余裕もないのがシアワセ。君に代わるほど大事ではない、君に敵うほど素敵でもない、君に届くほど続くとも思わない、けれども、比べるということをもうしない。予期していたのとは違ったけれども、やはり或る意味で、周期、をうまく掴んだのだと思う。今度こそほんとうに、サヨナラなのかも。
御縁があればまた逢いましょう。
たぶん無いから、心臓を賭ける。
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2003.04.02.21:58
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