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ウツロナ足元
ああ。そうだよね。
此処にはもう何も残ってないのね。
過去の遺物と一緒に自分がうなだれて座ってる、ただそれだけなのね。ぼろぼろの骨格と一緒に自分がうなだれて座ってる、ただそれだけなのだわ。
気づかなかったわけじゃないのにね。
此処にはもう何もないのだって。
Read More... なにが進んで、あの人に逢った?
誤解。
誰の足でここまで歩いた?
暗示。
此処に、此処とは、此処とは
やっぱり息詰めているしかないのだろうか。眠りたいけれどそういうわけにもいかない。制約だらけなのだわ、此処。相手も制約に縛られているのだと思えば楽?誰かのお節介を待つしかないのだと思えば楽?
そんなふうにいつもいつも自分を誤魔化してどうすんの、どうなるの。そのほうがホントに楽なの。そんなふうに自分を誤魔化してひらりひらり避けてばかりいるの、もう厭だ。だけど正面から突き飛ばしてもらった昔と、そうして嫌悪の種ばかり増えた昔と、ひらひら交わしてばかりの今と、どっちがマシなのだ。
どっちも悪い、同じくらい悪い。
自分に返る痛みは変わらない。
正面から、いまさら、ぶつかろうにももう正面にいないんだし。ああ、回り込みだ、そうなのだ、って。思っただけだったのに。
やめるべし。
惨め。
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2003.04.02.20:28
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