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かいだんいちだん
何とはなしに誰にともなく、謝ろう。
ゴメンナサイ。
自分に対してかもしれなく、アラタさんであるかもしれない。
出来事に意味は無い。
偶然にも必然にも、それがそうなったことに理由は無い。
時間は勝手に流れるだけなのだ。その流れに色々な出来事を巻き込んで、意志を持たずに流れるだけなのだ。その出来事にまた色々な人間がくっついて一緒に流れていくなかで、振り落とされたり誰かを振り落としたり、別の出来事に拾われたりしがみついたり、けれど流れの中で生じるそれらの事事に意味は伴わない。
だからアナタは、ナゼ、とか、いちいち聞かないほうがいいんだ。
Read More... 年頭の所感を思い出そう。
あの時どうして、感情を捨てようと思ったのか覚えていない。
あの時、何が私をどん底まで突き落としてその結果、無感覚になろうと決めたのか覚えていない。
悲しみに躓いたらばいけないと思ったし、自分の中に弱みを作ったらばツライだけだと思った。もう薄っぺらでも何でもいいから、他人にお愛想以上の干渉はすまいと思った。
あの時もたぶん、他人のなかに自分ではどうにもできないものを感じていた。
自分は誰とも相容れないのだと思った。それを嘆いたらば底無しに落ちていくと思った。理不尽という言葉は、人間の傲慢さから生まれただけの、本来ならばあり得ない現象のことを言うのだと思った。理不尽なことなんて何もない。悪いことも良いこともただ時間の経過に伴って発生した、生まれては消える流れの中の泡沫でしかないと。
私は流されるしかないのだし、流されまいと思って逆らってみても結局は流されてゆく。未来は私の背中側に広がって、その先に瀧があるのか岩があるかもわからない中を後ろ向きに運ばれてゆくのは怖いには違いない。けれど仕方がない。
意味を期待しなければ思考すら始まらない。
思考が生じなければ自己否定にも繋がらずにすむし、否定をしようと肯定をしようと、私自身に結局は変わりがない。
泣きなさんなよ、と頭の中で私は言う。
泣きませんよ。
ばかばかしい。
まったくもってばかばかしいね。
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2005.07.29.22:16
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