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やりたいことをやって、闘いながら眠る。
思うがままに人を傷つけて、急所をさらしたまま前に立つ。
殺して殺して、当てつけがましく、叫ぶだけ。
誰も自分を殺すほど憎んでいないことを知る。
殺すほど憎む価値もないことを知る。
可愛さ余って、とか単純な話ではもうないかもしれない。
顔も見たくないと思ったのはあながち嘘ではないかもしれない。
ナゼ、貴方があの人の前に立ち塞がったのかそれがわからない。
ナゼ。
貴方があの人を阻むことができたのかそれがわからない。
Read More... もし負けてくれていたらば、きっと私は更に先へ行くあの人の背中を見送って、そこらあたりに倒れ死んでいる貴方を拾い上げることができたはず。貴方を母親のように抱きしめて、そこから何の迷いも生じなかったかもしれない。奥様お嬢様、どうでもよかったかもしれない。ふっきったかもしれない。
負けてくれていたら。
倒れ込んだのはあの人のほうだった。
私には貴方にそれほどの強みがあろうとは思われなかった。
だらだら流れ出すのは、あの人のなまぐさな血。
どろどろの血。
美しくも悲惨でもない、なまぐさくどろどろの血。
自分は敗者に、負け犬のほうに同情するようにできていたのか?
光り輝きまくる、燦々と、煌々と、力の限りを尽くしたのだと心の底からたぶん言えるのであろう、例の貴方の後ろ姿も見返りの姿も「御報告」に正面を向いた姿も、見たくはなくてね。
嘘っぱちと嘘八百。そういうのは嘘と言わない。
戯れ言。独り言。
ユメマボロシ、とか。
そういうのは夢と言わない。
オブセス。
オブセス?
美しい作り事。
もう二度と貴方に恋をしないのでありましょう。
それだけが唯一真実でありましょう。
この挙げ句の。
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2004.09.04.20:55
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