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「何故」。

なんだかなにをかいても白々しいよ。
私の上に言葉が膜を張っているようだよ。
その膜の外と内とにそれぞれ私がいるんだよ。
外側の私はその膜にいろいろ言葉を映してみるけれど、内側の私は表情動かさずに、膝を抱えて座っているだけ。円い目を開けて、外側の私を見ている。表情を変えずにただ見ている。

助けろ、早く助けろと言われているようで外側は焦る。
ど阿呆、的はずれ、どっかに失せろと言われるようで外側は迷う。
哀しいようで、誰もあのこを理解できていないようで、これまでもこの先もあのこはずっと独りで膝を抱えて、膜の内側に独りでいることが決められたただ一つの現実のようで、思わず手が止まる。

なにかひとつのただしい言葉。
たったひとつの鍵になる言葉。

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2004.05.18.19:36 | トラックバック (0) |

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