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マイノリマジョリ
大勢のうちの一人にはなりたくないと願いつつ大勢の後ろに隠れる。
大勢から切り離された一人でありたいと願いつつ大勢を追いかける。
ナンセンス。
万人に認められなくていい、ただ一人の理解が欲しい。
思う一方で、何故貴方は私を理解してくれないか?!と行き交う人々全ての胸ぐらつかんで怒鳴り立てる。わめき立てる。泣き叫ぶ。
Read More... 誰かがそれでも微笑んで言う。
「貴女のせいではない」。
私のせいではない と。
一瞬救われたように思って、その微笑みを尊いもののように崇めて、三歩進んだ途端に忘れ去る。また次の通りすがりの胸ぐらをつかんで叫ぶ。
何故?!
私を認めてよ。
認めて認めて認めてよ。
私を認めないで。
貴方は私を認めずにいて、貴方は私を理解しないで、貴方が私を解明できずに、貴方が私の処置に困って、貴方は私をとどめればいい。記憶のうちに。汚点のように。隠しきれない血痕のように。
一枚めくればそこにべっとり、隠しきれずにあるように。
貴方が私を斬ったのではない。
私が私を貫いたんだ。
血を流すため。
ただそれがため。
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2004.05.17.23:49
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