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ダメの理由をあげよう。
何度同じことを言えば気が済むのでショウ。
君の「為に」(とか言うこの恩着せがましさ、自分でも好きではないけど)書いたこと考えたこと全て無駄になってしまう。無駄になってゆく。
君の「前に」(見せかけて実は己が目の前というだけ、彼方を拝んで膝の前に出しただけ)供したもの捧げたもの全て朽ち果ててゆく腐り落ちてゆく。
祈ったくらいで何が動くというんだ。
願っただけじゃ太陽も月も動きゃあしないんだ。
私がちっぽけな脳味噌に一つ二つシワ作ったところで、何が変わるというのだロウ。
君は少しも楽になっちゃいないじゃないか。
駄目なんだよ。
全然、駄目なんだよ。
Read More... シアワセとラクなのは別物なのだってわかってる。自分で言ったのだからわかってる。だけど君が、何度も何度も何度も何度も私の目の前を歩いて行くんだ、うなだれて。項垂れて。何度も何度もだ。抜け出せていないのだ。悪くなるばっかりなのだ。
それなのに君は背筋のばして。
頸だけ下向いて。
歩いて行くんだ、私の、何もできないでぼけらと見ているだけの私の前を。
きっとここを乗り越えて君はココロの強さってものを勝ち取るのだロウ。振り返ってみたらこんなことは大したことじゃないのかもしれない。私は、「貴方が必ず」この停滞した悪循環、この先に打破できることを知っている。今だけの苦しみなのだと知っている。
だけどその今が厭だ。
何一つ、百万を為してもそのうちの何一つ貴方の為には動かない私のチカラの無さとゆーものを、項垂れて行くその一歩一歩ごとに心臓に正面から打ち込まれるようで遣り切れない。
この今が厭だ。
乗り越えて強くなったほうが君の為なのだ。わかってる。
こんなのは君にとってまだまだどん底じゃあない。わかってる。
突き抜けて走り始めたら君は燦々と輝きまくる。わかってる。
君だけじゃなくてみんなの為でもあるのだ。わかってる。
君の周りにいる誰もがその恩恵を被るのだ。わかってる。
甘やかしたいのじゃない。
強くなってほしい。
強くなるに決まっている。
だけど今が厭だ。
君の苦しんでいる今が厭だ。
もういいよ。
もうやめようよ。
ちっともラクになれないじゃないか。やめようよ。
一緒にどこでも行ってしまおうよ。
そんなことしなくても、他に幾らでも生き方なんてあるよ。
ラクになろうよ。
ラクになってよ。
等々。
言えるわけがない。
言えない理由がこれまた、美しくない。
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2004.04.20.23:03
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