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なんだか色々ありました。
宙ぶらりんな状態で精神的に疲れ果て、若い頃にはだいぶたくさんあった自分に対する誇りも自信も、これだけは譲れないと自負していたものも何もかもがぼろぼろと、まるで垢擦りでこする如くにこぼれ落ちて失われ、自分の定義は何かと問われれば間髪入れずに「負け犬」と答えられるようになり、それでも「殺人者」ではないというだけが最早たった一つの慰めになり、そう思いながらもそのそうでないもの、になりかけているのかもしれないという、なんだか漠然とした不安。
形のないものがイチバン危ない。
形のない漠然としたもやもや、おどろおどろ。
Read More... そんなものに呑み込まれ取り巻かれ、何度も何度も何度も八階からしゅっと落ちていく自分を想像し想像しては恐ろしくて泣いて情けなくて泣いて、何故それしか行き先のない自分になってしまったの、かを繰り返して問い返して、もう六年間も呼び続けた名前が窮地において自分を如何様にも助けてはくれないのだっつーことを何度目か何十度目かにして実感し、ただの勘違いと思いこみの集大成がこの空っぽの、何の意味もないただメタくそな文章ばかりを垂れ流した六年間であったことを何度目か何十度目かにして実感し、もうこの上にまだ勘違いと思いこみの集大成を繰り広げるのは、さすがに少し。
さすがに少し疲れたヨ。
と思って、ようやく貴方を滑り落とした。
滑り落としかけた、と思ったのに物事が急にがっくんがっくんと動き始め、動き始めたと思ったらば安心する暇もなく私は改めて自分の社会の中での通用のしなさというものを突きつけられて、何を言われても否定されているようで莫迦にされているようでしかなく、それでも組み込まれた車輪を動かすために私はネジの役割を果たすしかないのだ。
と、気合いを入れた振りをして、気を取り直した振りをして、寝る前にやっとこ、頑張るぞ、と声に出したらば、たまらなくなった。君のことを想った。
世の中はカネだし人生もカネだ!と言い切るしかない。
自分のやりたい仕事が明確なのに自分のやりたい仕事ができないままで、駒でしかないような遣われ方をされるしかないのなら、仕事のために仕事をするんではないのヨ!カネのために我慢してやってるんだァア!と思うしかないじゃないか。そんな感じ。
厭な時期だ。とても。
だけどそれを綴る気力が出ただけでもまだマシになったほうなのだと思う。
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2003.09.12.21:32
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