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もさっもさのアクション
母娘2代で殺し屋稼業のK.ギラン(と図書館員のおばちゃんたち)が、仕事で始末した男の子供(8歳9か月)の誘拐事件にクビを突っ込むことになり、うすらバカ3人組やロシアンマフィアと大立ち回り…ならぬ、モサ立ち回りを繰り広げるモッサリアクション映画…。銃を持ちながら誰もがあまり銃を撃たずに色んなもので殴り合う、弾薬の足りない自衛隊の現状を訴えるかのようなガンアクション映画…。
以前「オキュラス」を観たときに、K.ギランを「もさっとした髪型」と評しましたが、この人は髪型がもさっとしてるんではない、存在自体がもさっとしているのだ!ゆーことに今作で気づいた。同じ役を例えばスカヨハがやったら随分違った印象の映画になったと思われ…。ギラン嬢のモサオーラが波及して、アクションシーンも「キレッキレ」ならぬ「もさっもさ」ですよ。3バカとのアクションシーン(ボーリング場での第1ラウンドではなく、両者満身創痍の第2ラウンドの方)は、そのモサ感を活かした素晴らしい笑いどころでしたが…。リアリティを追求しているのかと思いきや、人間水風船並みにブッシャー!!と血が出たりするB級映画的な場面もあるし…なんだろうなぁコレ。時々ある「予告を上手に作りすぎた映画」ですかね。