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はちがつ
八月とゆーのはこーゆーものなのだ。
人の死を思う月なのだ。
八月の上には真っ黒でも真っ白でもない、虚空が渦をまいている。
鶴を燃やした。
期待をしなかった自分がばかなんではない。
現実的であろうとした自分が石のよーに見えた。
上も見ず、下も見ない。
そんなような自分がただやり過ごすことだけに精一杯の生き物に見えた。
Read More... 祈り続けた人も切って捨てた人も異常ではないし尋常でもない。人がそのまんま正直な人であった中で、私だけは私でなくなろうとしていたようだ。けどもなぜあの日私は風邪なんかひいていたのだろう。たとえそれが本当に最後の血を賭けたひとふりであろうと、私はその場で証人になりたかった、のかもしれない。
かくあった。
そう言うためだけのかくありたい。
鶴を燃やす。
なぜ、と言えばマイノリティを貶める。
不合理な、と言い捨てれば自分を殺す。
ただ気付かなかったことが悔しくもあり。気付かなかった数日のうちに会話に出たその不在に関する一節を、虫の知らせでもあったかのように縋りにするほどに近しくもなし。
ツライであろう。
と、目の前にいる人々の心中を察してみる。
覗ききれないココロのうちに、何もかもを出し切るべし、のよーな啓示を見たくもなし。
浅薄をつくりあげたのは私じゃない。
鶴を燃やして、やっぱり「ナゼ」と言う。
もういないのか。
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2006.08.13.15:17
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