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差し伸べられた掌に、指一本だけつと載せて、その1cm径の接触に全てを賭けたいような人なのに、今あえてぐいと掴み。

どろどろ流れ出る悪い血。
悪い血だろうと、やっぱり痛い。
ぐいとその手をとって傷口に押しつける。
血が止まる。
けども、その手もおとなしく傷を庇い続けるわけではなかろうが。傷が塞がるまでおとなしく蓋をしてくれている手を探して、いつも反対にえぐられて広がっていくばかりなりね。

そうして切り落とすのだやっぱり。

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2006.02.20.23:00 | トラックバック (0) |

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