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声にならないもの

兄と結婚する夢を独逸にいた頃に何度か見た。昨夜、五年ぶりか、もしかするともっとかもしれない、またそんなような夢をみた。

夢の中のその人は、顔かたちは実物の兄と似ても似つかず、血のつながりもあるのだかわからない。いつも其処で初めて出逢う人なのだけれど、「兄」なのだ。そうしていつもその人と好き合って、けれど自分たちの意志より周囲に流されて結婚という方向に行く。けれど夢の中で最終的に結婚までは行き着かない。周囲の人も私にその人が「兄」であることはわかっているけれど、誰も変な顔はしない。

夢に出てくる異性の兄姉は恋人の象徴や代理で、その人の言うことはすなわち恋人の言いたいことなのだそうだ。結婚という行為は新しい環境や生活を、転じて今の自分の状況に対する不満やストレスを示しているそうな。

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2005.04.14.18:33 | トラックバック (0) |

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