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然るにうつつ

右も左も厭だから、立ち止まっているわけだ。
進みようがない。
困った。
そう思いながら、歩き出すなんて選択肢は捨てている。
誰か抱えて歩いてくれないかと待っている。
誰もこない。

どうするの だろう。

何を見ても、道路で轢き殺されてスルメのよーになっている蝦蟇を見ても、ガラス戸をのぼっては滑り落ちまたのぼっては滑り落ちしているかなぶんを見ても、

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2004.08.02.22:49 | トラックバック (0) |

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